“芸どころ・名古屋”を楽しむやっとかめ文化祭が開催

目玉は街中で無料で観られるストリート伝統芸能

“芸どころ・旅どころ　名古屋”を体感できる祭典「やっとかめ文化祭」が開催。街のいたるところで披露される辻狂言やストリート歌舞伎、お座敷芸に、歴史・文化をテーマとした講座や町歩き企画など、およそ１ヶ月の期間中（2015年10月30日～11月23日）に100以上のプログラムが開催されます。

イベントの核となるのは「芸どころまちなか披露」。無料のいわばストリートライブ形式で、狂言や歌舞伎などの伝統芸能が観られます。

会場はナナちゃん人形の前だったり、大須商店街の広場だったり、街中のビルやショッピングモールだったり。ユーモラスな狂言師のセリフ回しや身のこなしにはたとえ意味が分からなくてもくすくす笑いがこみ上げ、またストリート歌舞伎を演じる日本舞踊の家元の優雅かつ迫力ある演技には思わず目を見張ります。

この他、長唄、甚句、落語、講談、津軽三味線、お座敷芸などもラインナップ。期間中はほとんど毎日、名古屋のどこかでこれらの芸能をタダで観ることができちゃうのです。

名古屋芸妓の十八番・金のしゃちほこにみんなで挑戦！

お座敷芸が例年以上にフィーチャーされているのも今年の特徴。老舗料亭でお座敷遊びなどを楽しめる有料ライブは全７講演（6000円～）。無料のまちなか披露でもお座敷芸があり、さらに名古屋の芸妓の十八番である「金のしゃちほこ」を名古屋城でみんなでチャレンジする「しゃちほこチャレンジプロジェクト」なんて企画もあり！

有料講演も名古屋能楽堂での「LEDキャンドル能」、江戸川乱歩没後50年を記念して歴史ある庭園を舞台にくり広げられる「東山荘ミステリーツアー」、新装オープンした大須演芸場での都都逸・落語・講談などのコラボ講演、名古屋発祥の大正琴の演奏会など、魅力ある会場でのユニークな企画が多数くまれています。