スペインは危険な国?
少しの心がけで防げる被害は多い
一時は首絞め強盗が多発し、外務省の危険情報で注意勧告が促されたこともありましたが、2000年には353件あった首絞め強盗の被害報告も、2008年にはわずか10件。2009年から深刻な経済危機に陥っていますが、まだそれが観光客を狙った犯罪に繋がる率は高くないようです。
スペインは危険か?と聞かれれば危険じゃないと答えますが、それは”安全”という意味ではありません。日本は世界で稀にみる安全な国なので、そんな国から出るときは、慎重すぎるくらい警戒して丁度いいのです。では、どんなときにどんな風にどんなことに注意すべきか、具体的に見ていきましょう。最近は、デモも頻繁にあるので、巻き込まれないように注意しましょう。詳しくは、
スペインのストライキをご覧ください。
スリの被害を防ぐには?
財布には高額を入れて持ち歩かないように
旅先での服装ですが、”リッチな観光客”に見えるものは、目立つのでスリに合う危険が高くなります。ブランド物の鞄を持ち、ヒールの高い靴を履き、きれいめワンピースを着ているお洒落さんは、リュックに短パン、Tシャツの人たちが集まる観光名所ではすぐに犯罪者の目にとまります。できるだけ”カジュアルな旅行者”を目指しましょう。
もちろんTPOにあわせたファッションは必要ですので、旅先でのお洒落を楽しみたければ、ステキなディナーに行くときにどうぞ。
その他、鞄やリュックは体の前で持ちましょう。信号待ちのときや、人込みでは特に気をつけて。
旅行者のふりをし道を尋ねるかのように近づいてきて、広げた地図の下から鞄の中を探ってきたり、警官の格好をしてカードやパスポートの提示を求め、出した隙に奪うという手口もあるようです。花を差し出してくるジプシーもいますが、絶対財布を出してはダメ。現金は多く持ち歩かないようにし、パスポートはスーツケースや部屋の金庫に入れておきましょう。
スリ以外に起こり得ること
パフォーマンスを見ている間も要注意
不注意でおこりやすいのは置き引き。これはガイドも経験あります。まさか!と思うところでも体から荷物を離してはいけません。ホテルの朝食時や店内での試着時なども荷物を離れたところに置いてはいけません。店の入り口付近やテラス席の通りに面した場所には絶対に物を置かないように! また、トイレなど、誰もいないと思っても、頻繁に人が出入りしていたりすることもあるので油断は禁物です。
記事の最初にちらっと触れた首絞め強盗などですが、これは夜遅くや人通りの少ないところ、危険だと言われる地区などに行かないことで、かなり防ぐことができます。
その他テロや、人種差別主義の暴力的なグループによる犯罪もないことはありませんが、これらは事故にあうようなもので、予防できる策はありません。 いかつい集団をみかけたら、さり気なく通りの反対側に渡るなどして避けましょう。
注意したい時間帯
13~16時ごろの食事タイムも場所によっては人気が少なく危険
早朝(朝5~8時ごろ、日曜、祝日なら9時ごろまで)や、夜(21~朝4時ごろ)、ランチタイムの13~16時あたりにおこりやすいようです。メジャーな場所でも、平日のお昼時はさーっと人がすくことがあるので、死角の多い公園などは行かないほうが賢明だと思います。
気を付けたい場所
人込みはスリの危険大!
スペイン全体で見ると、邦人被害の多いのは、マドリッド、バルセロナに次いで、コルドバ、グラナダなどの中都市です。バルセロナについては、バルセロナのコーナーに詳しく書きます。
マドリッドでは、アトーチャ駅、プラド美術館周辺、マヨール広場、プエルタ・デル・ソル、グランビア通りなど、観光客が多い場所や、デパートや店の店内での窃盗が多いそうです。空港やホテルのロビーでも注意しましょう。
コルドバの花の小道、ユダヤ人街、グラナダのアルバイシン地区などは、一人旅でも、早朝や夕方、ランチタイムを避け、できるだけ他の旅行者もいそうな時間帯に訪れたほうがいいでしょう。
もしも、被害にあってしまったら
パスポートはホテルの金庫やスーツケースに入れて鍵をしておきましょう
すみやかにクレジットカードやトラベラーズチェックの失効手続きをしましょう。パスポートを失った場合は、最寄りの警察で被害届を出し、盗難証明書を発行してもらいます。この書類とパスポートのコピーなど身分を証明できるもの、写真2枚、戸籍謄本、帰国便のチケット、手数料を持って
日本大使館か領事館へ。
万が一の場合のために、あらかじめパスポートの証明写真ページのコピーをとっておくと、手続きがスムーズです。