美容食・インナービューティー/美容食

むくみにも潤い肌にも効く!究極の2WAY食材「冬瓜」

冬の名前がついているけれど、6月ごろから9月ごろまでが旬の冬瓜。名前の由来は「貯蔵性が高いため、冬まで食べられる」ことからと言われています。冬瓜は薬膳の観点からみると、利尿作用が高く、むくみに効果的。なのに、体内に潤いが不足しているときには水分を補い美肌に貢献という、恐るべき「2WAY食材」!そんな冬瓜のパワーをしっかり取り入れる調理のコツやお手軽レシピもご紹介します。

池田 陽子

執筆者:池田 陽子

美容食・インナービューティーガイド

デトックスにも!肌の水分不足にも!「冬瓜」

タネにも皮にもパワーがある冬瓜

タネにも皮にもパワーがある冬瓜

冬瓜は古くから薬膳でよく使われる食材。そのうえ、皮や種の部分にもパワフルな効能があるのです。

余分な水気をしぼりだす「食べる除湿器」

冬瓜は、利尿効果の高いウリ科のなかでも優れた水分排出効果のある代表的な食材。むくみには効果絶大です。 

そして皮は「冬瓜皮」、種は「冬瓜仁」とよばれ、「利水消腫」という効能があり、利尿、水分排泄の生薬として使われているほどのパワーがあります。ここも調理に使わなくてはもったいない! 実の部分を煮たり、スープの具として使うときには、むいた皮も種の部分も一緒に煮込めば脱水パワーは3倍に! トリプルテクを駆使すれば、トイレで水道の蛇口全開状態の利尿効果を実感できるはず。

利尿作用で老廃物をデトックス!

体内にためこんだ毒素を尿とともに、排泄してくれる効果があります。

なのに、必要なときは水分をチャージする
「ミラクル保湿」ベジタブル

冬瓜は、体内の水分バランスを調整するミラクルな野菜。身体に不足した水分を補う作用も併せ持っています。全身に潤いを与えて美肌にもお役立ち! 

とくにこの時期は夏に汗をかいたことで、身体の中は水分不足気味。この状態を放置しておくと、大気が乾燥する秋に乾燥肌、シワの原因に! これからの季節の保湿対策にも冬瓜はおすすめです。

※冬瓜は身体の熱を冷ますので、冷えが気になる人は、しょうがやねぎ、にんにくなどの身体を温める食材と一緒に取り入れましょう。

次のページでは、冬瓜のパワーをいかした薬膳メニューを紹介します。

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