ゲーム、漫画、芸術作品とバリエーション豊富！
『ピクセル』（2015年9月12日公開）NASAが宇宙に向けて発信した友好メッセージを勘違いした宇宙人が地球を襲撃。それもゲームのキャラクターに姿を変えて襲ってきたのです。そんな宇宙人を倒すために結成されたのは、ゲームチャンピオンたち（アダム・サンドラーほか）の集まりだった……。
80年代のゲームキャラが次々登場。かつてゲーマーだった中年世代が興奮しそうな映画に仕上がっています。音楽も80年代ポップ満載で、いきなりチープトリックの曲で観客の心をわしづかみ！ ホール＆オーツとか……もうたまりませんよ。
ゲームキャラクターが登場する映画はCGアニメ『シュガー・ラッシュ』もありましたが、こちらはよりドタバタアクション。パックマンの生みの親、岩谷徹氏も登場していますよ（演じているのはデニス・アキヤマ）。（公式サイト）
監督：クリス・コロンバス 出演：アダム・サンドラー、ケヴィン・ジェームズ、ミシェル・モナハンほか
『映画みんな！エスパーだよ！』（2015年9月4日公開）
愛知県在住の冴えない高校生・鴨川（染谷将太）は、毎日エッチなことばかり考えていたが、ある日テレパシー能力を得て、他人の考えがわかるように。それもエロい妄想ばかり……。と同時に、同級生や顔見知りの人たちも特殊能力があることを発見。そんな彼らを集結させた超能力第一人者の目的とは？
同名漫画の映画化であり、すでにテレビ東京でドラマ化もされています。でも原作未読でドラマを見ていなくても、実にスマートに登場人物と物語の概要を最初に見せてくれるので、置いてきぼり感はありません。
そしてエロ度はかなり濃厚！ 女性陣はみんな巨乳だし、男性陣はエッチな妄想だらけで、テレビではできなかった男女のエロな一面を映画でいっぱいやろうという心意気が感じられます。園監督の明るい一面が見られる映画ですね。（公式サイト）
監督：園子温 出演：染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜、マキタスポーツ、深水元基ほか
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』（2015年9月19日公開）
前篇が賛否両論だった人気漫画「進撃の巨人」の映画化。おそらく原作への思い入れが強いファンが多いからでしょう。でも元々「映画化できるのか？」というくらいスケールが大きな原作。これにチャレンジしたことが凄いかと。エレンが巨人に呑み込まれ、そこから巨人化していき、そして……という前篇。その後、彼と仲間は巨人との闘いをどう乗り越えていくのかに注目が高まる後篇です。
巨人のヴィジュアルにはもう免疫がある観客を、この世界にどうやって引きずり込み驚嘆させるのか。ほとんど日本人ゆえにどうしても世界観が小さくなりがちですが、そこをバトルで驚かせてカタルシスを感じさせる手腕が樋口監督にはあるはずです。（公式サイト）
監督：樋口真嗣 出演：三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多ほか
『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』（2015年9月19日公開）
世界最高峰のバレエ団と言われるボリショイ・バレエ団を震撼させた事件。それは芸術監督がバレエ団のダンサーの恨みを買って、硫酸をあびるという悲惨な事件。これをきっかけに、ボリショイ・バレエ団の秘密のベールが開かれることになるのです。
この映画で初めてボリショイ・バレエ団の裏側が描かれ、バレリーナたちの日常と事件の裏側を追いかけます。バレリーナやダンサーたちのキャスティングをめぐるとまどい、キャリアが終わる事への恐怖に加え、事件の裏側も紐解いていきます。でもやっぱり見どころはダンサーたちが舞い踊る姿！
それにしても硫酸スキャンダルは凄い。バレエ漫画のような世界が現実に起こりうるという……。これぞバレエの世界なのかもしれません。（公式サイト）
監督：ニック・リード
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