そば/東京のそば屋

白いカレーうどんが名物のそば屋 初代(恵比寿)

恵比寿「初代」の名物は、見た目が驚きの「白いカレーうどん」だ。そば屋なのにうどんが名物のそば屋である。特製の白いムースがたっぷりとかかったコクがあってさっぱりとしているカレーうどんと、北海道産の二八そばが堪能できるユニークなお店だ。

前島 敏正

執筆者:前島 敏正

そばガイド

名物の白いカレーうどんが食べられる恵比寿「初代」

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初代玄関

恵比寿駅南口を出て南に向かい数分で「初代」と書かれた黒い文字が見えてくる。店前には名物の白いカレーうどんの看板が目立つ。そば屋なのにうどんが名物のそば屋である。店内はカウンター、テーブル席合わせて40席程度となっている。1階はカウンター席で職人がそばを打つ姿を眺めながら食事ができる。2階は高級割烹店のような上質な空間で特に奥にある大きな鏡が空間を広く感じさせている。


へらに乗せた「そば味噌」 

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そば味噌

そば味噌は、そばの抜き身を少し焦がし、薬味のゴマ、ネギ、シソをヘラに塗りつけて全体を炙る一品だ。そばのつぶつぶ感と香ばしい味噌との相性は食欲をそそる。お店によっては具材に胡桃などを入れるところもある。


そば寿司

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そば寿司

そば寿司はご飯の代わりに湯がいたそばを海苔で巻いたものである。具材は干瓢やキュウリを入れている。そば寿司もお店によって個性が出る一品だ。手間がかかるため予約をしなけれはならないお店もあるので、事前にチェックすることをお勧めする。


「初代」名物の白いカレーうどん

写真を見ただけではとてもカレーうどんとは思えない名物の「白いカレーうどん」。じゃがいも、生クリーム、スパイスの特製ムースをたっぷりとかけた、コクもあるがさっぱりとした絶品のカレーうどんだ。
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カレーうどん

上部のクリームが溶けると、いつの間にかカレーと一体化して、マイルドなカレーうどんと変化していく。カレーの具と言えばジャガイモは定番であり、このようにムース状にするのは初代のオリジナルである。このカレーうどんは、2012年12月にオープンした溝の口の姉妹店「路じ」でも味わえるという。


なすと大根の冷やしぶっかけ

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ぶっかけそば

そばは二八そばで北海道産を使っている。ツルツル喉越しタイプと風味深い粗挽きの2種類から選べる。お腹が十分満足できるボリュームだ。細いそばは角が立ってツユが絡み易くなっている。そのそばによく焼いた大きめのナスと白髪ネギをかき混ぜ、それに利尻産最高級昆布を使った少し甘めのツユをかけると美味しさが倍増する。


最後はそば湯

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そば湯

そば湯は濃厚でポタージュのように仕上げてある。釜湯と違い、予めそば粉にお湯を混ぜて作り置きしている。そば仲間の間では「別製のそば湯」と呼んでいる。


【店舗情報】
店名:初代
TEL(予約): 03-3714-7733
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-1-10 1F
交通手段:JR恵比寿駅下車徒歩2~3分
定休日:無休(年始のみ休み)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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