動物病院/動物病院の選び方

避けて通れない、動物病院とお金の問題・応用編

引き続き、治療費の問題についてです。お金の交渉はだれでも苦手なもの。それを上手にする方法です。

似内 惠子

執筆者:似内 惠子

動物病院ガイド

病院の明細、しっかり確認していますか?

旅行中の犬

只今飼主さんと移動中

お金の話はあまり細かく書く獣医師がいないのか、以前執筆したコチラの記事は多くの方に読んでいただけました。

応用編はもう少し後でもいいかと思いましたが、自分が似たような経験をしたので、やはり説明が必要かと思います。

先日、急に結膜炎がおきたので、近くの病院に行きました。診察を受けて、支払いの段階になって「妙に高い!」と思いました。明細を見ると、「選定療養費」というのが2000円もついています。会計の方に、「この『選定療養費』とはなんですか?」と尋ねました。「それは紹介状なしで、病床数200以上の病院を受診される方の初診料です」とのこと。今までそんなことでお金取られなかったのに! と驚きました。

調べてみると、小さな個人病院保護などの方針で、厚生労働省が認めている費用なのだそうです。しかし、事故や怪我で、いきなりかかりつけでない病院に担ぎ込まれて高い初診料を取られたら、それは困りますよね。

私は明細を見て質問し、ある程度納得しましたが、もしこれが細かい字が読めない高齢者の方だったらどうでしょうか?
「あの病院、新しくなって引っ越したら急にお金を取るようになった」
「設備などでかかってる分、私たちに上乗せしてるのでは?」
そんな憶測が生じるでしょう。

生じるだけならまだよいのですが、これをお友達や仲間に話して、話がが広がると困ったことになります。

さて、前置きが長くなりましたが、お金の問題、獣医師でも同じことが起こります。明細を出して、ひとつひとつの費用について説明する獣医科病院なら、クライアントの方も納得されるでしょう。

しかし、急患が来たとか、夏場で忙しいとか、そうした事情があるとついつい説明がおろそかになってしまいます。「基本編」でお話しした通り、お金のことについていい加減にしていると、お互いの理解が進まず、良い治療を受けることができません。それを避けるための「応用編」、必要なことを次のページから説明します。

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