輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ベントレーコンチネンタルGTの“進化”に試乗(3ページ目)

第2世代に進化して初のマイナーチェンジを受けたコンチネンタルGT。その進化を確かめるべく、世界一美しい道とも呼ばれるアトランティック・オーシャン・ロードでW12からV8まで一気に試乗しました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

いかにもベントレーらしい“踏まずとも心昂る”W12

ベントレーコンチネンタルGTスピード

コンチネンタルGTスピード。クーペモデルの0-100km/h加速はGT 4.5秒、GTスピード 4.2秒、GT V8 4.8秒、GT V8S 4.5秒となる


V8か、W12か。それが問題だ。

コンチネンタルGTを選ぶ際に、まずは頭を悩ますポイントだろう。今回は、その命題に、自分なりの回答を出してみようと、張り切って乗り比べてみたのだが、どちらにも選ぶ大きな理由があって、やはり結論は出なかった。

けれども、一つだけ再確認したことがある。それは、素晴らしく高性能なクルマであるにも関わらず、さほどアクセルペダルを踏み込む誘惑に駆られないということだ。他のクルマの流れに決して逆らわず、むしろ控え気味にクルージングするようなシチュエーションが、最も心地いいのである。

ベントレーコンチネンタルGT V8コンバーチブル

コンチネンタルGT V8コンバーチブル。マイナーチェンジしたMY16モデルは今年3月のジュネーブショーで初お披露目された


そう考えたとき、踏んでいかねば気分の昂揚がないV8系グレードよりも、踏まずに自然と心昂るW12系グレードの方が、いかにもベントレーらしいと思えた。それは、英国車ならではの、高級グランドツーリングカーの表現、というべきだろう。 

ベントレーコンチネンタルGTコンバーチブル

コンチネンタルGTコンバーチブル。エクステリアカラーにはMarlin(メタリックブルー)、Camel(ゴールド)、Jetstream(メタリックライトブルー)を追加

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