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2015年モデルTMAX530通勤試乗インプレッション

豪華装備が追加されたヤマハの2015年モデルTMAX530。LEDヘッドライト、倒立式サスペンション、ラジアルマウントブレーキ、スマートキー、などが追加されたにも関わらず、実質1万円ほどしか値上がりしていないのは驚愕。装備のチェックから気になる走りまで、一週間通勤で試乗してインプレッションをお届けします。

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

大幅にマイナーチェンジした2015年モデル TMAX530

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2014年に試乗インプレッションをお届けしたTMAX530が大幅にマイナーチェンジを実施しました。2013年6月から発売されたTMAX530ですが、比較的早いタイミングでのマイナーチェンジ。これも国内外で高い評価と人気を集めているため、ユーザーの期待にこたえる意味もあると言えます。

今回のマイナーチェンジでは走行性能の向上と共に、使い勝手を考慮した変更が施され、新デザインのフロントカウルやミラー、フロントフェンダーなどが採用されたことによって前面から見た印象はガラリと変わりました。

特にフロントフォークが正立型式から倒立型式に変更された点は見た目にも性能的にも大きな変更点であると言えます。またフロントブレーキの固定方法が一般的な方法からスーパースポーツなどを中心に採用されているラジアルマウント方式に変更されました。

使い勝手の点ではスマートキーが採用されたのが大きなポイントでしょう。車では比較的多くの車種で採用されていますが、バイクではまだ一部の車種のみ採用されています。

使い勝手が向上する装備と、スーパースポーツの技術フィードバックを受けた装備を追加することで、さらに車輌の価値が上がったイメージのある2015年モデルのTMAX530。今回も一週間都内の通勤で試乗してインプレッションをお届けします。

2015年モデルで変更になったTMAX530の装備をチェック

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2015年モデル TMAX530 フロントビュー


最近、流行しているLEDヘッドライトがTMAX530にも実装されました。通勤で試乗したので夜間も試乗しましたが、特にロービームは広くて明るい印象を受けました。ミラーはステー、鏡面共にデザインが一新され、エアロ形状を取り入れたことでさらにレーシーなイメージになりましたが、後ろが見やすく自分の後ろの車輌もしっかりと確認できるので使い勝手も良くなっています。

ハンドル左下には12Vの電源が取れるようになりましたが、なんと開閉式のポケットを作ってその中に装備して欲しかったところです。TMAXはノーマル状態ではハンドルカバーかかっており、ミラーもカウリングミラーのため、ハンドルにクランプするタイプのスマホホルダーは使用できませんし、ミラーの基部に装着するアクセサリーを装着する為の装備も装着できません。

つまり、スマートフォンを充電しようとした際、電源はあっても、スマホを置く場所がないのです。
2015年モデルundefinedTMAX530undefinedガソリンキャップはスマートキーであけることは出来ない

2015年モデル TMAX530 ガソリンキャップはスマートキーであけることは出来ない


次にスマートキーですが、持っているだけでハンドルロックの解除やシートの開閉、エンジンのオンオフが出来るのは非常に便利なのですが、ガソリンを給油する際やハンドル右下の収納スペースを開閉する際にはスマートキーに収納されている鍵を出して、通常通りに鍵での開閉が必要になります。ガソリンの給油は日常的に行われますので、ガソリン給油時もスマートキーで操作できるとさらに使い勝手は良かったと思います。

新デザインのフロントカウルは以前は埋め込まれていたLEDのポジション灯が廃止されたことで縦にのぺっとしたデザインになってしまったので、個人的にはあまり歓迎できません。

賛否あると思いますが、使い勝手の面に関しては旧モデルに比べて更に良くなったTMAX530。次のページでは走りの面をチェックします。

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