家事/家事関連情報

想像以上に枕は汚い?!質の高い眠りのための寝具ケア

「最低限やっておきたい、寝汗にまみれた夏の寝具ケア方法」から一歩踏み込んだ、「できるだけやっておきたい、気持ちよく眠るための寝具ケア方法」をご説明します。現実的な範囲で効果的に寝具環境を快適化して行きましょう。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

 「最低限のケア」から、一歩踏み込んだケアへ

ふとん

理想は気持ちよいホテルや旅館の寝具

最低限やっておきたい寝汗にまみれた夏の寝具ケア方法」でご説明した、寝汗でじっとり濡れた布団の最低限のケアは文字通りの「最低限」。今回は、そこから一歩踏み込んだ、でもできるだけ手間やお金のかからない寝具ケアについてお話ししたいと思います。





布団を干すなら、快晴かつ湿度50%以下の日に

日光はいつでもどこでも無料! つまりもっとも「お金のかからない寝具ケア方法」というなら、なるべくこまめに「天日にさらす」ことになります。シーツや肌掛けなら1時間、敷き布団なら表と裏合わせて5時間ほど干すのが時間的な目安。とにかく、肌に触れる部分をしっかり「乾燥させる」ようにします。

ただこのとき、「直射日光」に当てるかどうかには、それほど執心しなくても良いです。直射日光の熱や紫外線による乾燥や殺菌など正の効果が期待できる反面、寝具の側生地やカバーを傷める(場合によっては変色させる)など負の効果も否定できないからです。

また「干す」なら、敷き布団だけでなく、掛け布団や毛布、シーツやベッドパッド、枕やベッドカバーなど、いろいろな付帯品も忘れずに。全て同時ではなくてもいいので、天気や予定や干しスペースと相談しながら、順繰りに干したいところです。

家族数が多い、特別に汗をかく人がいるなどの事情もありますので、できれば各々週に1回から2週に1回くらい「干せるといいな」くらいの大らかな気持ちで心がけておけると良いでしょう。

ちなみに、起き抜けの布団内部の湿度は80%近くもあるものですが、なかでも特に湿気が高くてダニ生息数も多いのは「頭」側になります。頭や首にかく汗や、口や鼻からの呼気で湿りやすいからです。

つまり布団にもまして、「枕」の乾燥、清潔に注意しなければならないということを、意識しておく必要があるということです。


  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます