布団・寝具/睡眠美容のコツ

寝返りの真実、上手な「寝返り」が美人をつくる!

就寝中、誰しもが無意識に行っている「寝返り」には、私たちの健康を守るための想像以上の役割があるのです。寝返りの驚くべき働きを知ることで、睡眠の質をぐんぐん高めて睡眠中にキレイを育んでいきましょう!

友野 なお

執筆者:友野 なお

布団・寝具ガイド

睡眠時間には、日中受けた体のダメージを無害化する作用や翌日の活力を充電する作用などがあり、まさに健康とキレイを育む時間といえます。とはいえ、ただ横になっているだけでは、健美を育む効果を十分に得ることはできません。「質の高い眠り」を得ることこそが、睡眠時間を活用して「より良い明日」を迎えるための要になるのです。では「質の高い眠り」を得るためには、いったい何をしたら良いのでしょうか?実はその答えは「寝返り」にあります。今回は「寝返りがもたらす、驚くべき健美効果」を3つご紹介します!

「血液の循環を促す」

血液バランスを整えるうえで寝返りはとても重要!

血液バランスを整えるうえで寝返りはとても重要!

ずっと同じ姿勢でいると、体の一箇所に負担がかかって体が痛くなりますよね。寝姿勢においてもまったく同じ。寝返りをうたずにずっと同じ寝姿勢のままでいると、マットレスに対して重力のかかり方に変化が出ず、体への負担が一転に集中してしまいます。体重による圧迫や重力が原因となり、血流や体液の循環が悪くなってしまい、睡眠中の健康維持力が低下してしまうことに。

特に気をつけたいのが背中やお尻など、重力にある部位。重力が大きい部位はマットレスに押し付けられたままになると血液と体液の循環が他の部位よりも悪化しがちになってしまいます。寝返りにはしっかりと血液や体液を循環させて就寝中の体をサポートする役割があるのです。

「皮膚の温湿度を適切に保つ」

夏は特に暑さやムレの問題で寝苦しくなりやすいのです。

夏は特に暑さやムレの問題で寝苦しくなりやすいのです。

体と寝具がずっと同じ面で接触していると、そこに熱がこもって皮膚温が上がり暑くなってしまうと同時に、接触面辺りの皮膚は発汗が抑制されて蒸れが生じてしまいます。暑さと蒸れのダブルパンチで皮膚温調整が難しくなり、不快感から夜中に目が覚めてしまったり、睡眠の質が低下してしまったりしてしまうのです。

寝具と体の間の温度や湿度が適切に保たれていることは、快眠において大変重要な要素。温度は33℃プラスマイナス1℃、湿度は55%、プラスマイナス5%が理想だといわれています。寝返りには寝床内気候をベストな状態に維持して、朝までぐっすりを叶えてくれる働きがあるのです。

「睡眠のクオリティを保つ」

眠りの質は、イコール健康とキレイの質です!

眠りの質は、イコール健康とキレイの質です!

睡眠にはリズムがあり、その深さによってレム睡眠(体の休息、脳は活動)とノンレム睡眠(脳も休息)に分かれています。就寝後はまずノンレム睡眠がはじまり、その後レム睡眠へと移行するという一定のリズムを刻んでいるのです。

実は寝返りには、そのサイクルがリズム良く進むためのスイッチ役としての役割があります。寝返りがきちんと行われることで睡眠サイクルが正常に行われて、睡眠時間に体と心をメンテナンスすることができるようになるのです。

寝返りはダイレクトに睡眠に影響を与えるということをご理解いただけたかと思います。次回はスムーズな寝返りをうつための方法をご紹介いたしますので、お楽しみに!

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