住宅ローンの借り換え・返済/住宅ローンの見直しポイントはこれだ!

住宅ローンを同一金融機関内で見直す

住宅ローンの見直しの代表格が借換え。借換えは今借入れしている住宅ローンを、他の金融機関に換えることです。他の金融機関への借換えは登記費用等の諸費用がかかりますので、借換えせずに見直しが可能であれば諸費用の負担はほとんどありません。同一金融機関内ではどのような見直しが可能なのでしょうか?

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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同一金融機関内では借換えできない

借換えは諸費用がかかってしまいます。今の住宅ローンのままで見直すことでも改善できることもあるはず。

借換えは諸費用がかかってしまいます。今の住宅ローンのままで見直すことでも改善できることもあるはず。

ここ数年、金利は下降気味。特に、店頭金利からの引下げ幅が大きくなってきていることから、実際に適用される金利は最近借入れした人ほど低くなっている印象を受けるでしょう。

であれば、自分の住宅ローンの金利も引き下げてもらえないのか、と思うのは当然のことなのですが、住宅ローンは借入れした時点の金利が適用されるのがルール。また、「全期間●%引下げ」というような優遇のお約束も契約したときの条件がずっと続きます。

では、同じ金融機関内で新しいローンに借換えすれば良いと考えられますが、借換えは他の金融機関で借入れしているものだけが対象です。つまり、金利引下げ幅をもっと大きいものに変更したければ、原則、現在の住宅ローンを他の金融機関へ借換える方法を取らざるをえません。

しかし、借換えとなると、手数料や保証料、抵当権の設定費用な当初借入れしたときと同じような諸費用がかかります。諸費用分を上乗せして融資してもらうことも可能ですが、負債が増えてしまうのであまりお勧めではありません。

今の住宅ローンのまま見直しができれば、この諸費用はほとんどかからずにすみますので、特に借換えの諸費用が用意できない場合には現状のローンの見直しを検討しましょう。

同一金融機関内でできる見直しにはどのようなことがあるでしょうか?
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