MITSUBISHI(三菱自動車)/三菱

三菱アウトランダー/PHEVが大きく進化

三菱が誇るPHEVを擁するアウトランダーが新型を名乗るほどの大幅改良を受けた。実質的にはビッグマイナーチェンジだが、ガソリン仕様とともに同社の先進性や環境性能の広告塔でもあるPHEVはどう進化したのだろうか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

大胆に生まれ変わったフロントマスク

三菱アウトランダー/PHEV

ボディサイズは全長4695×全幅1800×全高1710mm。PHEVは2.0Lのガソリンエンジン+前後モーターで、4WDのみ。ガソリン仕様は2WD、4WDを設定する


大きく口を開けた大胆な顔つきに生まれ変わった三菱アウトランダー/アウトランダーPHEV。登場時は上品な印象を受けるデザインだったが、これだけ大開口のフロントグリルが流行すると、現在では埋没してしまうのもうなずけるし、流行に沿ったフェイスリフトといえるだろう。

フロントまわりはボンネットフード以外が新設された。歴代パジェロのコーナーバンパーなどのデザインを進化、アレンジさせた「ダイナミックシールド」という考えに基づくものだ。

三菱アウトランダー/PHEV

LED化された横長のリヤコンビランプにより安定感のある後ろ姿に


また、リヤもコンビランプをLED化し、さらにゲート側にまで伸ばすことでワイド感とバンパーとの一体感が強調されている。

PHEVもガソリン仕様も専用の18インチアルミホイールを採用し、さらにボディカラーも新色を展開している。PHEVはルビーブラックパール、クォーツブラウンメタリックの2色。ガソリン仕様は新色のクォーツブラウンメタリックを用意している。

上質さを追求したインテリア

三菱アウトランダー/PHEV

インテリアの基本的なレイアウトは変わっていないが、素材と細部のデザインを変更している。PHEVは4本スポークの新デザインのステアリングホイールを採用


インテリアの基本的な造形、レイアウトは変わっていないが、トリムやシート表皮などの変更のほか、ステアリングホイールを新しいデザイン(PHEV)にするなど、上質感の演出に余念がない。

試乗記は別の機会に譲るが、サスペンションの取付剛性の向上やリヤダンパーのシリンダーの大径化などで乗り心地や操縦安定性の向上が図られているそうで、とくに改良前から高かったPHEVの静粛性も考えると、より上質な走りが期待できそうだ。

さらに、PHEVはプラグインハイブリッドのEV制御を見直し、エンジンのフリクション低減などを行うことで、ハイブリッド燃費を1.6km/L高め、最高値で20.2km/Lを達成。充電電力使用時走行モードも0.6kmとわずかだが、向上して60.8kmとしている。ちなみにPHEVは普通充電(AC200V/15A)で満充電まで約4時間となっている。

価格はアウトランダーPHEVが359万6400円~459万円、ガソリン仕様が251万9640円~321万1920円となっている。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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