鎌倉・江ノ島の観光・旅行/鎌倉・江ノ島のおすすめグルメ・レストラン・カフェ

鎌倉のチーズとピッツァ専門店、Latteria BeBe(ベベ)

鎌倉のフレッシュチーズとナポリピッツァ(ピザ)の専門店『Latteria BeBe(ベベ)』は、チーズ工房がレストランのすぐ横に併設され、新鮮な自家製チーズや、本格的なピッツァが食べられる店として、地元・鎌倉で評判になっています。開店から2年ほど経ちますが、「Japan Cheese Award 2016」でのモッツァレッラチーズの最優秀部門賞受賞を受け、改めて取材させていただきました。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

鎌倉のフレッシュチーズとナポリピッツァの専門店

2015年4月に鎌倉駅西口エリアに開店した、フレッシュチーズとナポリピッツァ(ピザ)の専門店『Latteria BeBe(ベベ)』は、チーズ工房がレストランのすぐ横に併設され、新鮮な自家製チーズや、本格的なピッツァが食べられる店として、地元・鎌倉で評判になっています。
南イタリア・プーリア州名産のフレッシュチーズ「BURRATA(ブッラータ)」と生ハム、トマトの盛り合わせ

南イタリア・プーリア州名産のフレッシュチーズ「BURRATA(ブッラータ)」と生ハム、トマトの盛り合わせ


開店から2年ほど経ちますが、2016年10月23日に東京の大崎で開催された「Japan Cheese Award 2016」で、モッツァレッラチーズの最優秀部門賞をはじめ、BeBeのチーズが3つの賞を受賞したこともあり、今回、改めて取材させていただきました。

鎌倉駅西口の路地奥にあるお店へ

BeBeの場所は、少し分かりづらいですが、鎌倉駅の西口改札を出たら左へ進み、「御成通り商店街」から路地の奥に入った先にある、青屋根の古民家です。
Latteria BeBe(ラッテリア ベベ)外観

Latteria BeBe(ラッテリア ベベ)外観


お店を切り盛りするのは、イタリア・ナポリで修行したピッツァ職人の兄・山崎健太郎さんと、南イタリアのプーリア州でチーズ作りの修行を積んだ弟の山崎大志郎さんの兄弟。

店名の「Latteria」とはイタリア語で乳製品を扱う店のこと、「BeBe」は「Baby」、つまり赤ちゃんのことで、モッツアレラチーズをはじめとするフレッシュチーズの肌触りが、赤ちゃんの肌に似ていることから名付けたのだそうです。

今回は、弟の大志郎さんに、チーズ工房とお店を案内していただきました。

BeBeのチーズ工房を見学

まずは、レストランに併設されているチーズ工房を見学させていただきました。中に入らせていただくと、水を張る水槽などがあり、「なんだか豆腐屋さんみたい」という印象。

近隣の牧場に搾りたてのミルクを取りに行き、この工房でチーズを作っているので、鮮度抜群なフレッシュチーズを提供できるのですね。
チーズ工房で作業をする弟の大志郎さん

チーズ工房で作業をする弟の大志郎さん


ちなみに、日本ではフレッシュチーズというと高級スーパーで売られている高級食材のイメージですが、山崎さんが修行されていた南イタリアでは日常に根付いた食材。イタリアのマンマ(母親)たちは、日本でお豆腐を買いに行くような感覚でボウルを持って、ラッテリアにチーズを買いに行くのだそうです。

このようなイタリアでは当たり前のように生活に根付いたチーズ文化を日本に紹介し、新鮮な出来たてチーズを日本の食卓でも味わって欲しいというのが、お店のコンセプト。
チーズの店頭販売

チーズの店頭販売


そのため、BeBeでは、レストランのメニューとしてチーズを提供するだけでなく、チーズの店頭販売も行っており、できたてのチーズをお買い得な値段で提供しています。

しかも、ボウルやタッパーを持っていけば、通常価格より10%引きで販売してくれるというサービスもあります。これはうれしいですね!

フレッシュチーズと焼きたてのピッツァをいただきます

まずは、チーズからいただくことに。今回いただいたチーズは、南イタリア・プーリア州名産の「BURRATA(ブッラータ)」というフレッシュチーズ。
巾着状になったチーズをナイフとフォークで切ると、中からやわらかいチーズと生クリームがトロ~リと出てきます

巾着状になったチーズをナイフとフォークで切ると、中からやわらかいチーズと生クリームがトロ~リと出てきます


日本では、あまり馴染みがないですが、巾着状になったチーズの中に、やわらかいチーズと生クリームが入ったもの。

塩気のある食材とよくあうということで、生ハムとトマトとの盛り合わせでいただきました。とても風味があるチーズなので、通常は常温に戻してから食べますが、夏は冷たいままでいただいてもオーケー。

フレッシュチーズは鮮度が重要なので、この風味や食感は、チーズ工房が併設されたBeBeでなければ、なかなか味わうことはできません。生ハムやトマトとの相性も絶妙でした。
ピッツァを焼く兄の健太郎さん

ピッツァを焼く兄の健太郎さん


続いて、ピッツァを焼くところを見させていただきました。このピッツァ専用の窯は窯職人さんにつくってもらったものですが、表面のタイルはお店のスタッフで貼ったのだそうです。タイルを貼ることで保温等の効果が高まるのだとか。
焼きたてアツアツのナポリピッツァ

焼きたてアツアツのナポリピッツァ


焼き時間数十秒、手際よくピッツァが焼き上がります。食べやすい小さめサイズのピッツァは、焼き加減が素晴らしく、生地の食感がほどよい感じです。もちろん、新鮮なチーズが使われているのも、美味しさの秘密です。

「Japan Cheese Award 2016」で最優秀部門賞を受賞

さて、冒頭にも書いたとおり、BeBeのチーズが、2016年10月23日に東京の大崎で開催された「Japan Cheese Award 2016」で3つの賞を受賞しました。
「JAPAN CHEESE AWARD2016」賞状を手に。兄の山崎健太郎さん(左)と弟の山崎大志郎さん

「Japan Cheese Award 2016」賞状を手に。兄の山崎健太郎さん(左)と弟の山崎大志郎さん


「Japan Cheese Award」は、2年に一度開催される、国産チーズのコンクールでは最大級の大会。2016年は全国の66工房から、183品のチーズが出品されました。

BeBeが受賞したのは、
ブッラータ:銅賞、リコッタ:銀賞、モッツァレッラ:最優秀部門賞

今回の受賞を受けて、山崎大志郎さんは、

「結果にこだわらず、今出せる力を出せればいいという気持ちで応募したので、信じられないというのが正直なところです。受賞を一番喜んでくれたのは、店のことなどを心配してくれていた両親です」と話されました。

また、今後については、

「開店してから2年が経ちますが、まだ、やり足りないことがたくさんあるので、今、お店に足を運んで下さるお客さんに満足していただくことを大事にしながらも、新しいことにもチャレンジしていきたいです。

チーズに関しては、モッツァレッラなどのフレッシュチーズのみならず、熟成チーズにも挑戦していきたい。もちろん、次回の大会にもチーズを出品します」と笑顔で話されていました。

<DATA>
■Latteria BeBe Kamakura(チーズ工房&ナポリピッツァ)
住所:鎌倉市御成町11-17
TEL:0467‐81‐3440
営業時間:11:00~22:00
定休日:月曜日
席数:店内24席、テラス8席
ホームページ → http://latteria-bebe.com/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます