SUZUKI(スズキ バイク)/SUZUKI(スズキ バイク)の車種情報

スズキ スカイウェイブ650LX試乗インプレッション

スズキのフラッグシップスクーター・スカイウェイブ650LXを都内の通勤で一週間使用してインプレッションをお届けします。いかに快適に走行するか?に焦点を当てて開発された車輌と言う印象が強い一台ですが、はたしてその乗り心地は?

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

ラグジュアリー ビッグスクーター「スカイウェイブ650LX」

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ここ十年ぐらいで大型自動二輪免許を取得したライダーはオートマ教習でスカイウェイブ650に乗車する機会があったはずです。私もバイク業界に入ってから大型自動二輪免許を取得したので、教習車のスカイウェイブ650に乗車する機会がありました。

スカイウェイブ650は2002年に発売されましたが、今でもスクーターとしては国内モデルでは最大排気量のモデルです。ちなみに発売当時は世界的に見ても世界最大級のスクーターといえる車種でした。

現在の国内市場を見渡せばスクーターと言える大排気量車は三車種しかなく、ホンダのシルバーウイングGT<600>、ヤマハのTMAX530。そして今回試乗したスズキのスカイウェイブ650LXです。

発売当初はスタンダード仕様のスカイウェイブ650と快適装備を身に纏ったスカイウェイブ650LXがラインナップされていましたが、現在はスカイウェイブ650LXのみがカタログにラインナップされています。

他の二台と比べても快適装備を豊富に纏ったスカイウェイブ650LXを今回も一週間都内の通勤に使用してインプレッションをお届けします。

スカイウェイブ650LXの快適装備の使い勝手は?

スカイウェイブ650LXundefinedフロントビュー

スカイウェイブ650LX フロントビュー


ヤマハのTMAX530がスポーティーなライディングに焦点を当てて開発された車両なら、スカイウェイブ650LXはいかに快適に走行するか?に焦点を当てて開発された車輌と言う印象を受けます。

まずは街中で装備を使い倒したインプレッションをお届けします。シートに跨ると目の前にそびえるウインドスクリーン。もともと大型のウインドスクリーンが装着され風による疲労や雨に濡れるのを緩和させ、夏場の虫が顔に当たるのを防ぐには充分に活躍してくれる装備ですが、更にボタン一つで高さを変更することが可能です。

私の乗車姿勢だと若干ヘルメットあたりに風切り音がする気がしたので少しウインドスクリーンを高くしてみるとほとんど風切り音は聞こえなくなりました。グリップヒーターとシートヒーターは冬場にはとても重宝しそうですが、暖かい季節だと御世話になることはありません。

次に可変式のライダーズバックレストですが、姿勢を少し前傾にした積極的な操舵をしたい時の姿勢の時は一番前にし、足を前に投げ出し姿勢を直立にした楽なポジションの時には一番後ろにすると調度良いポジションでした。自分のライディングに合わせてポジションを変えられたので意外に便利な機能だと感じました。調整はレバーの操作だけで直感的に行うことができました。

シート下のラゲッジスペースとフロントの収納スペースはとにかく広いので、何でもぽんぽんと収納することができます。フロントの収納スペースにはバイクから降りた時にグローブを入れるのが便利ですし、シート下のラゲッジスペースには10kgの米とフルフェイスのヘルメットを同時に収めることができました。(※ラゲッジスペースの最大積載量は10kgです。またシートを開けると同時に照明がつくので夜間でも物の出し入れで困ることはなさそうです)

さらにフロントの収納スペースにはDCソケットがあるので携帯電話の充電に使うことが出来ます。

そして通勤中に意外にも役に立ったのが電動格納ミラーです。車体が大きく電動ミラーを広げた状態だと車幅を広く感じる車体なので、狭い道を走るときはミラーを収納すると走りやすいですし、駐輪場に駐車する際もミラーを折らないと駐車スペースに収まらない事がありました。閉じてしまうと後方の視界が確保できないので頻繁に使うことはオススメ出来ませんが、シチュエーションによっては便利な機能と感じました。

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