大学生の就職活動/就職活動の準備

最終面接でよく聞かれる"仕事をする意味"の考え方

「あなたにとって仕事とは何ですか?」と聞かれたらあなたは何と答えますか?仕事の意味や就職の目的は、エントリーシートで聞かれたり、最終面接の質問として聞かれることもあります。企業がこの質問で何を聞きたいのかということを理解した上で、仕事の意味について考えるためのヒントをご紹介します。

井上 真里

執筆者:井上 真里

大学生の就職活動ガイド

あなたは、何のために働くの?

仕事をする意味、答えられる?

仕事をする意味、答えられる?

「あなたにとって仕事とは何ですか?」と聞かれたらあなたは何と答えますか?仕事の意味や就職の目的というテーマは、はじめの段階のエントリーシートで聞かれたり、最終面接の質問として聞かれることもあります。

働いたこともないのでいまいちイメージができず、どう答えればいいのか迷ってしまう就職活動生の声も多く聞きます。そこで今回は企業がこの質問で何を聞きたいのかということを理解した上で、仕事の意味について自分なりの答えを考えるためのヒントをご紹介します。

面接で仕事をする意味を聞かれる理由

まず、企業はなぜ仕事をする前の就職活動生に対してこのような質問をするのでしょうか。この質問の意図は大きく2つあると考えます。

1.仕事に対する覚悟

仕事をする意味について自分なりの想いを語れる人ならば、もし仕事をはじめて大変なことがあっても気持ちを立て直して頑張れそうという期待がもてます。決意や覚悟といったようなものです。

自分にとっての意味や目的が見いだせないまま、外側から強制されてやらなければいけないという気持ちで取り組むと、継続は難しく途中でくじけてしまう……という実感がある人も多いのではないでしょうか。自分なりの意味や目的がしっかりしていると、多少の困難も乗り切れて前に進めるのは仕事に限りません。

つまり、答えの内容がどうであるかということより、その人なりの実感がこもっていて、その人自身のオリジナルな言葉で語る仕事の意味を聞きたいという側面があると言えるでしょう。

2.価値観と仕事のマッチング

また、もう一つの目的としては、仕事に求めていることや大切にしていることといったような価値観を聞くことで、会社とその人との相性を確かめるということがあります。

たとえば、新しい人と広く出会うことが仕事をする意味だという人は、10年以上ほとんど変わらない職場環境で毎日開発や研究に明け暮れる日々は辛く、仕事をするモチベーションを維持できないかもしれません。でも一つのことを探求して新しい価値をつくり出していくことが仕事をする意味であるという人にとっては、相性のいい環境とも言えるでしょう。

このように、あなたにとっての仕事の意味を聞き、その意味や目的は当社の仕事でも果たせるだろうか?というマッチングをはかっていくという目的が企業側にはあるのです。

企業が就職活動生に仕事の意味を質問する理由がわかってきたところで、次にその答えについての考え方を紹介していきます。

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