香港/香港のアフタヌーンティー・カフェ

50年代にタイムスリップ!?香港で見つけたレトロカフェ

賑やかな飲茶レストランやお洒落なバーなどTPOにあわせてチョイスがたくさんある香港ですが、ちょっと変わった、香港の歴史を感じながら落ち着けるレトロカフェをご紹介します。

リン 美雪

執筆者:リン 美雪

香港ガイド

九龍の下町にレトロカフェ出現

青い壁とタイルがお洒落

テーブルも椅子も1950年代風

果物屋が駄菓子屋、公団が並ぶ下町。こんなところに一体カフェがあるのかと思うような九龍のローカルなエリアに今回ご紹介するカフェがあります。半信半疑で駅から10分くらい歩くと、丘の上に学校のような建物が見えてきます。そこが目的のカフェが入っているYHA美荷樓青年旅舎。1953年に香港で初めて建てられた公団を、香港政府が2013年に改装してユーススホテルとしてオープンしました。建物の一角には無料の博物館もあり、1950年代から70年代の公団での日常生活や香港の歴史がわかりやすく展示されています。

ユースホステルの敷地内を奥の方へ行くと、左側にお目当てのレトロな雰囲気のカフェが。セルフサービスなので、外壁にあるメニューを見てオーダー。一日中食べられるオールデー・ブレックファストメニューから日替わりランチセット、また軽食のワッフルなどチョイスはたくさんです。

バターがたっぷりとのっていて濃厚なお味

女子に大人気のフレンチトースト

店内に入ると、レトロな椅子やテーブル、壁に飾られているティーカップのコレクション、香港のアーティストによる絵などに囲まれて、まるで1950年代の香港にタイムスリップしたよう。女子におすすめのメニューは分厚いフレンチトースト。お値段も28香港ドル(約430円)とリーズナブルです。朝食の定番でもあるエッグス・ベネディクトは84香港ドル(約1300円)で一日中いただけます。日替わりランチは中華テイストのチキンライスだったり、パスタだったりで、その日のサプライズですが、39香港ドル(約600円)という良心的なお値段。香港らしくなく、スタッフもお客さんものんびりしているので、当時の香港を想像しながらゆっくりタイムを過ごすのに最適です。

帰り際にはカフェの前にあるお土産やさんものぞいてみてください。おもしろくて、なつかしい雑貨が無造作に置いてあって、まるで宝物探し気分が楽しめます。

<DATA>
■Fullcup Cafe 呼吸室
住所:G/F, Mei Ho House, 70 Berwick Street, Sham Shui Po
深水ポー(土偏に歩)歩巴域街70號美荷樓地下
TEL:(852)3728 3454
アクセス:MTRシャムシュイポー B2 出口から徒歩15分
営業時間:7:00- 22:00
定休日:無休
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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