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2つの“失敗例”から学ぶ!再婚の成功確率アップ法

これまで4000人以上と会ってきた中で、再婚に至る人とそうでない人の違いがわかってきました。今回は2つのNG例に沿って、再婚を成功に導くためのポイントをお教えします。

佐竹 悦子

執筆者:佐竹 悦子

再婚ガイド

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これまで4000人以上の方にお会いして、結婚や再婚について話をしてきました。その中から再婚までたどりつくことができなかった方の例を2つご紹介します。

といっても、再婚の問題点ばかりを並べるつもりはありません。逆に問題点をクリアにすることで、再婚の成功確率を上げることができる。そう思って書いていこうと思います。

2人で一緒に稼ぐという考えを持つ

2人とも働いているなら、2人で生活を支えることを考えよう

2人とも働いているなら、2人で生活を支えることを考えよう

この方は36歳で大卒税理士、実家暮らしで私立小学校に通う子供がひとりいます。親が子育ての手伝いや家事をしてくれるので、仕事で遅くなっても大丈夫。そのためキャリアウーマンという感じです。とても恵まれている環境ですが、子どもが小さい今だからこそ再婚をしたいということで結婚予備校に入会しました。

はじめは「心優しい人であれば……」とのことだったのですが、次第に相手への願望が高くなっていきました。何度かお見合いをしたのですが、年収が高くないという理由で、なかなかうまくいきませんでした。確かに年収はとても気になる点ですが、理想の年収の人は競争率が高いのは間違いありません。

加えて、子持ちの男性とお見合いをしたときには、自分の子供がいじめられるのでは? と心配をしていました。相手の子供が男の子で、しかも年上だったからです。こういったことが何度かあって、最後に彼女はこう言いました。「わかりました、私を望んで下さる人は私が希望しない方なんですね」。

もちろん、再婚のときでも相手への希望はありますが、それが高すぎるのは考えものです。特に年収は多くの人が重要視するポイントなので、ここにこだわりすぎると相手がなかなか見つかりません。彼女の場合には自分も税理士として働いているのだから、2人で一緒に生活費を稼ぐ。そういう考えも必要になりますね。

結婚相談所に本音を伝えることで、お見合いは成功する

33歳のこの女性は、海外の大学を卒業して、保険の外交員として働いています。子供は2人で幼稚園に通っています。親が地方にいるため、ひとりで子育てをする毎日。「パパがいないということで寂しい思いをさせたくない」「男の子なのでがっつり遊んでくれる人が必要」ということで、お見合いを希望されていました。

彼女の場合、土日は子供と一緒に出かけたりするので、平日でセッティングしました。しかも、子供が習い事をしている間にお見合い希望ということで、かなりピンポイントです。平日の夕方は、相手のことを考えると、セッティングが難しい時間帯でもあります。ごくごく普通に考えると、相手は働いている時間ですよね。お見合いのために仕事を休む必要があるのです。

そんなこともあって、なかなか苦労してお見合いの場をつくったのですが、男性の学歴や、再婚子持ちは嫌ということで交際には至りませんでした。

当初、彼女は「私が稼ぐから、主夫になってくれてもいい」と話していたのですが、ふたを開けてみると本音は全然違いました。本音は高学歴で高収入な人が希望ということだったわけです。「子どもと一緒に遊んでくれる人」というのは何だったのでしょう。

相手を探すには見栄や建前は捨てて、本音を言ってもらわないといけません。逆に、本音を伝えてくれれば、それに合う人を探せるのです。結婚相談所の人の前では、プライドを捨てることが大切なのです。

今回は残念ながら再婚に至らなかった人の話でしたが、一方でお見合いを成功させて再婚に至る人もたくさんいます。次の記事では、成功した人のエピソードを紹介したいと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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