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コンセントに挿すだけ!電力線で通信するWi-Fiルータ

家庭やオフィスにある電力線で通信を行うPLC。今回はBUFFLOのWPL-05G300/2 を実際に使ってみた。ルータ機能と無線LAN、PLCの3つの機能が揃った本製品の使い勝手や性能をレビューしよう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

PLCとは

WPL-05G300/2

WPL-05G300/2

PLC(Power Line Communication)とは、電力線を通信経路として利用する技術だ。そのため、PLCによる通信を電力線通信という。

全館床暖房の家には、2階の床全面に薄い金属の膜が敷いてある。金属は薄くても電波を通しにくいので、1階に無線LANルータを設置すると2階への電波は非常に弱くなり、無線LANが使えなくなってしまう。

そこで、PLCを活用して家中に張り巡らされている電力線を利用すれば、遮るものがなくなるので、1階の無線LANルータに2階からiPhoneやiPadを接続することができるようになる。

前記事の「無線LAN中継機の活用法…家の隅々まで電波を届かせる」で紹介した中継機を利用する手立てもあるが、中継機までの距離が遠かったり、遮蔽物があったりすると、利用できないケースもあるだろう。その点、PLCなら問題はない。

あるユーザの話だが、「無線LANルータが鉄筋の壁に囲まれた1階の部屋にあり、2階はもちろんのこと、隣の部屋でも無線で接続が難しかった。そこでPLCを導入したところ、快適に接続できるようになった」という事例が実際にある。

さて、次ページはWPL-05G300/2のセットアップについて述べよう。

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