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軽自動車税アップ!新車と中古車どっちがお得?

2015年4月から軽自動車税が値上がり。さらに2016年4月1日からは、初度登録から13年経過した車両には、20%も高い税金がかかることに! 新車と中古車それぞれについて、軽自動車税と自動車保険料がどれくらいかかるのかを比較しました。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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軽自動車税と保険料はいくら? 新車と中古車で比較

新車派には残念ですが、2015年4月以降に初度登録をした軽自動車に対する軽自動車税は、7200円ではなく1万800円と値上がりしています。

となると、これまでも人気だった数年落ちの中古車がさらに選択肢にはいってきそうです。

今回は、新車および中古車のランニングコストである税金と保険料を試算してみました。自動車保険の見積もりは、次の条件で行いました。

【共通データ】
対人賠償:無制限
対物賠償:2000万円
搭乗者傷害:1000万円
人身傷害補償:3000万円
無保険車傷害:2億円
自損事故:人身傷害にて補償

【ドライバーデータ】

13等級
37歳女性
ゴールド免許
夫婦限定

2015年3月以前に初度登録をした中古車なら軽自動車税は安いが…

2014年、日本国内で最も売れた新車はタント(ダイハツ工業)。6年ぶりにトップとなった軽自動車ですが増税は売上に影響を与えそうです。

2014年、日本国内で最も売れた新車はタント(ダイハツ工業)。6年ぶりにトップとなった軽自動車ですが増税は売上に影響を与えそうです。

では、いよいよ個別に見積もりです!車種はダイハツ工業のタントと仮定しました。

【新車の場合】
型式LA610S
2015年度登録
車両保険:200万円

保険料:4万1190円
軽自動車税:1万800円
合計:5万1990円

【中古車(1年落ち)の場合】
型式LA610S
2014年度登録
車両保険:165万円

保険料:3万9900円
軽自動車税:7200円
合計:4万7100円

軽自動車税の増税分だけを比較すれば3600円の差ですが、保険料も含めるとトータルで約5000円のコスト増になります。年式がさらに古くなり、車両保険の金額が変われば、さらに保険料に差が生じて中古車のほうが安くなります。

※試算は上記ケースの例です。実際には諸条件、保険会社、エコカー減税などにより変化します。

中古車一択? しかし古すぎると軽自動車税の負担アップ

軽自動車税の税額一覧

軽自動車税の税額一覧(クリックで拡大)

「ウチの車は古いから関係ない。むしろ得?」とお考えの方、実は2016年(平成28年)4月1日以降は、新車登録から13年経過した軽自動車に20%高い税金がかかることになります。税額は乗用・自家用なら1万2900円となり、さらに負担が重くなります。

こちらについても軽自動車税と保険料を見てみましょう。古い車なので車両保険なしで試算してみました。

【13年超の中古車の場合】

型式:S230G(ダイハツアトレーワゴン)
2003年度登録
車両保険:古いため無し

保険料:2万1820円
軽自動車税: 1万2900円
合計:3万4720円

古い車両、さらに車両保険がないにも関わらずトータルコストはかなり大きくなってしまいました。なんと税金だけで保険料の半分以上もかかってしまいます。1年落ちの車と比較しても、税金・保険料のコストは1万円ほどしか変わりません。

2016年度以降は、初度登録から13年経過した中古車は買い替えも含めて検討したほうが良いかもしれません。

▼自動車にかかる税金はこちらも参考に
13年経過した古い車は自動車税・重量税が割増に
エコカー減税とは?対象車や実施期間をチェック
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