学習・勉強法/中高生の勉強方法・学習習慣

赤ペンもまとめノートもNG?!中高生の間違った勉強法

「勉強と言えば「とにかくがんばってやること」が大事」……。そんな間違った学習観に基づいた勉強の仕方をしていませんか? 中高生が陥りがちな、間違った勉強の仕方、ワースト3を紹介します。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

学校はもちろん、学習塾や家庭教師ですら、勉強の“仕方”までは教えてくれません。ですから、ほとんどの人が自己流の勉強の仕方をしています。ガイドが20年近く指導してきてわかった、勉強が出来ない人に限ってやっている間違った勉強法と、その改善法を紹介します。

ワースト1位:間違えた問題は、赤ペンで答えを書き込む

中高生によくある効果の低い、間違った勉強法とは?

中高生によくある効果の低い、間違った勉強法とは?

多くの学校では、問題集やプリントを解いて間違えた問題は赤ペンで答えを書き込むというのがルールとなっています。しかし、赤ペンで答えを書き込んでも何も良いことはありません。

まず、間違い直しをしない限り、赤ペンで答えを書き込んでもその問題が解けるようにはなりません。さらに、間違い直しをしようにも、赤ペンで答えが書き込んであると、答えが見えてしまいます。結局、それを読んで「なんとなく答えがわかったつもり」になってしまうだけで、問題が解けるようなるわけではありません。

そもそも問題集を解くことの目的は2つあります。1つ目は、問題集を解きながら、力を付けるためです。2つ目は、問題集を解いて、今、解ける問題と解けない問題を分けるためです。

問題集を解いても、間違えた問題は、もう一度自分で解いたり教科書などで調べたりして復習しない限り、解けるようにはなりません。こうして、間違えたところを重点的に勉強するだけで、効率よく勉強できるのです。

問題集の解き方や間違い直しの仕方は、ガイド記事「問題集は読め!0からわかる中学・高校のテスト勉強」で紹介していますので、こちらも参考にしましょう。

次は、ワースト2位の勉強法です。
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