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名古屋メシの大本命・味噌カツの魅力

名古屋ローカルグルメの代表格、味噌カツ。八丁味噌ベースのタレがどっぷりかかった、甘辛くてまったりコクのある味わいは名古屋人のソウルフード!名古屋メシブームを牽引する味噌カツの魅力を堪能しよう!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

味噌カツにかけるのは味噌じゃない!

「矢場とん」のわらじとんかつ1260円。定食は1680円。ボリューム満点のがっつり名古屋めし!

「矢場とん」のわらじとんかつ1260円。定食は1680円。ボリューム満点のがっつり名古屋めし!

今やすっかり全国的な認知度を獲得している名古屋のご当地グルメ、いわゆる「名古屋メシ」。味噌煮込みうどんやうなぎのひつまぶしなど、いろんな料理がありますが、名古屋以外の人たちに最も強烈なインパクトを与えるのは何と言っても「味噌カツ」でしょう。

かつてはトンカツ×味噌という組み合わせにゲテモノ的イメージで見られることも多かったのですが、最近は知名度アップのおかげもあり、その個性を好意的に受け止められるようになっています。

しかし、未体験の人からよく勘違いされるのが、「味噌をそのまんまカツにぬりつけてる」という誤解。いくら味噌をこよなく愛する名古屋人でも、さすがにそんなことはしません。かけるのはあくまで味噌をベースに調合した味噌ダレです。名店と呼ばれるところは大体、この地方特有の豆味噌(八丁味噌が有名です)を使っています。お店によって味や食感は違いますが、これが意外とさらっとしていて、味噌というよりむしろデミグラスソースに近いような感覚のものなんです。


30分待ちは当たり前。人気ナンバー1の超人気店「矢場とん」

週末のお昼時はご覧の通りの大行列
週末のお昼時はご覧の通りの大行列。最大30分待ちも
この味噌カツの超人気店が「矢場とん※」です。昭和22年創業の老舗で、もともとは路地奥の食堂といった趣のお店でした。それが21世紀に入ってから次々に支店を出店。大須の大通り沿いにある本店も、今では清潔感ある5階建ビルなっています。

バツグンの知名度の高さもあって、週末ともなるとお店の前には大行列ができます。「休日だと最大30分お並びいただくことも。平日でもお昼時は表まで列ができてしまいます」(本店スタッフ)。実際、日曜日の昼過ぎに出向いてみると、ざっと30人以上もの行列が。土日はいつもこんな調子だとか。いやはやどえらい人気です。

私は平日に出直したのですが、ピークを過ぎた午後2時にもかかわらず店内は満席で、席に着くまで数分ですが待たされました。

※ちなみに矢場とんでは味噌カツを「みそかつ」とひらがなで記します

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