保育士/保育士試験・資格について

平成27年保育士試験 日程と申込み方法

平成27年4月1日(水)、今年の保育士試験・受験の手引き(試験要項)の請求と受験申請が始まりました。締め切りは、5月7日(木)です(当日消印有効)。毎年、締め切り間際には、郵便の事情で間に合わなかったとか、忘れてしまったなどの話をよく耳にします。申込みができないと、当然のことながら1年後まで受験できなくなってしまいます。余裕をもって手続きしましょう。

ながみね あき

執筆者:ながみね あき

保育士試験ガイド

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早めに申込みましょう!

昨年の受験者データ

平成26年は受験者数55,137人、合格者数9,894人 合格率19.3% でした。
昨年より受験者は増加しましたが過去3年間は合格率が17~18%で推移しています。平成22年には11.4%でしたから、だいぶ合格率が上がっているようです。ちなみに、この合格率は、全科目合格して資格を取得した人の割合です。実際には一部合格者も多数いますので、各科目別の合格率はもっと高いと思われます。

合格科目の免除期間が最長5年に延長

平成27年保育士試験から、対象施設において一定の実務経験がある場合、対象施設の証明を受け、受験申込時に併せて申請することにより、合格科目を最長5年間免除することができます。以下、厚生労働省のサイトより一部を転載します。
合格科目の免除に必要な実務経験は、以下のとおりです。

○必要となる勤務年数及び時間

4年間免除を受ける場合、1年かつ1,440時間の実務経験
5年間免除を受ける場合、2年かつ2,880時間の実務経験
※3年間免除を受ける場合、実務経験は不要です。
※上記実務経験の対象となる期間は、科目を合格した年度の4月1日から当該科目によって科目免除を行う試験の行われる年度の前年度末までです。
(例)平成23年に合格した科目について、平成27年に免除の申請をする場合
平成23年4月1日~平成27年3月31日の間に2年かつ2,880時間の実務経験の証明が必要

実務経験の対象となる施設についても、詳細な規定があります。現職の方は必ず下記リンクよりご確認ください。

厚生労働省>資格・試験情報>保育士試験

平成27年における2回目の保育士試験の実施について

現在、平成27年の試験については、以下の府県で2回目の保育士試験実施が検討されています。
神奈川県/大阪府/沖縄県/千葉県

この2回目の試験について、以下、厚生労働省のサイトより転載します。
※ 平成27年通常国会に提出された「国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案」に盛り込まれている「地域限定保育士試験」となるための試験として、実施が検討されており、法案が国会において成立すれば創設される仕組みです。(詳しくはこちら[36KB])

○ 「国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案」の状況、地域限定保育士試験の実施日など、1回目試験の「受験の手引き」で掲載されているような具体的な情報については、ご覧のページ及び以下のホームページで随時更新していきますので、こまめにご確認をお願いします。

神奈川県(http://www.pref.kanagawa.jp/
大阪府(http://www.pref.osaka.lg.jp/
沖縄県(http://www.pref.okinawa.lg.jp/
千葉県(http://www.pref.chiba.lg.jp/
保育士試験事務センター(一般社団法人 全国保育士養成協議会)(http://www.hoyokyo.or.jp/exam/

○ 2回目保育士試験の実施意向がある各府県でお受けしますので、地域に応じて、各府県にお問い合わせください。

※ 各府県のお問い合わせ先については、追って各府県のホームページ等においてお知らせ致します。
当該府県にお住まいの方はこまめにチェックしましょう。

なお「2回目保育士試験」という表現がされていますが、以前の記事でも取り上げたとおり、こちらは地域限定保育士の試験であり、国家資格の保育士試験が2回あるわけではありません(条件を満たすと将来的に国家資格が取得できます)。
■参考記事:地域限定保育士で保育士不足は解消されるのか

平成27年保育士試験・受験の手引き請求方法

受験の手引き請求から申込みまで、必要な情報を記しておきます。

まず、保育士試験事務センターにて『平成27年保育士試験受験の手引き』を請求します。受験の手引き請求・受験申請の締め切りは5月7日(木)当日消印有効ですが、受験申請書提出期限に間に合うように、郵便事情などを考慮して4月24日(金)までに請求をお願いします、と記載されています。

受験の手引きの請求方法は、郵送かインターネットのどちらかを選べます。インターネット請求は、フォームに記入してクリックするだけで、翌日にはポストに届きます。インターネットができる環境の方にはこちらがお勧めです。

インターネットで請求

ただしインターネットは、手引き請求の締め切りが4月24日(金) までです。それ以降は、郵便のみになります。また、2部以上請求する場合も、郵送での請求に限られています。

郵送で請求

  • 角型2号サイズの封筒を2枚用意する。
  • 返信用封筒にご自身の郵便番号・住所・氏名を明記し、2つ折りする(切手は不要です)
  • センター宛封筒に入れる(手引き請求と朱書きする)
  • 保育士試験事務センター宛に郵送する
※2部以上請求する場合は返信用封筒を希望部数分入れます。

手引きの請求後、1週間経っても届かない場合は、保育士試験事務センターまで連絡してください。郵便事情で間に合わなかったということが意外に少なくないようですので、注意してください。締め切り間際に慌てている方や、間に合わず受験できなかったなどのネット上の書き込みを、毎年見かけます。必ず、ゴールデンウィーク前に済ませておきましょう。

手数料

12,905円(受験料12,700円+受験の手引き郵送料205円)

受験の手引きに同封されている「郵便振替払込取扱票」で郵便局の窓口にて納付します。ATMは不可です。窓口が開いている平日昼間に郵便局の窓口を訪れる必要がありますので注意しましょう。

次のページでは、試験日程・科目、参考記事をご紹介します。
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