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じわじわ人気拡大中! ビジネス会計検定試験って?

会計分野の資格といえば、日本商工会議所が実施する「日商簿記検定」が代表的ですが、大阪商工会議所が実施する「ビジネス会計検定」も近年その地位を高めつつある注目資格です。ビジネス会計のスキルが求められるワケや検定試験の概要、試験対策の方法などについてご紹介します。

鈴木 秀明

執筆者:鈴木 秀明

資格ガイド

ビジネスマンには必須能力の「会計知識」

会計の知識・素養のあるなしで、会社への関与度は大きく異なり、将来的に差がつくことも

会計の知識・素養のあるなしで、会社への関与度は大きく異なり、将来的に差がつくことも

「ビジネスマンに必須の知識・スキル」として、「英語」「IT」「会計」が挙げられることが多くなってきました。英語やITは「得意な人に任せる・外注する」という手を打つこともできなくはないのですが、会計や数値でものを考える能力は、若手から経営層まで、ビジネスマンであればどのステージでも求められる必須のスキルといえるでしょう。

会計の知識・素養のあるなしで、自分の現在の仕事そのものや、会社という経営体に対する見え方が大きく変わってきます。たとえば、「自分の日々の業務がどのように会社の利益に関わっているか」を明確に認識できるようになったり、「現状の業務フローを改善するにはどうしたらいいか」を考える際、キーとなるポイントを整理できるようになります。

ただ会社の財務諸表が読めるようになるだけではなく、会社の現在の状況や課題を読み解き、より主体的に組織運営に携わることができるようにもなるわけです。これはいうまでもなく、管理職・幹部社員の方、あるいはそのポストを目指す方にとって、ぜひ身につけておきたい知識・スキルでしょう。

「自分は経理部じゃないから会計知識なんていらない」とは、もう言えない時代です。というより逆に、「自分には関係ないと思っていたけど、いざ勉強してみるとビジネスの見え方が大きく変わった。勉強してよかった」と語る方が多いのも、ビジネス会計に関する学びの大きな特徴の一つです。

人気がじわじわ出つつある「ビジネス会計検定」って?

財務諸表を理解するための基礎的な力を身につけることができるビジネス会計検定

財務諸表を理解するための基礎的な力を身につけることができるビジネス会計検定

会計分野の資格といえば、日本商工会議所が実施する「日商簿記検定」が代表的ですが、大阪商工会議所が実施する「ビジネス会計検定」も近年その地位を高めつつある注目資格です。

2007年の新設以降、毎年じわじわと受験者数は増加傾向にあり、過去5年で申込者数は1.5倍に。受験が可能な地域(試験地)も徐々に拡大しており、2015年度からさいたま会場が新規に追加され、全国16都市での受験が可能になりました。JTBなど、人材育成の重要テーマとして同検定の取得を推奨する企業も続々と出てきているようです。

「簿記検定との違いは何なのか?」を私なりの言葉であえて一言で表すならば、簿記検定で問われるのは「財務諸表を作成するための知識」であり、ビジネス会計検定で学べるのは「財務諸表を読み解く力」であると考えます。言い換えれば、簿記検定は経理・財務のスペシャリスト向け、ビジネス会計検定は経営者やビジネスパーソン全般向けの資格だといえます。

実際のところ、簿記で学ぶ細かいテクニカルな会計知識は語学やITなどと同様、人によって向き・不向きが大きく分かれる分野です。しかし、簿記が不得手だからといってビジネス会計について苦手意識を持ってしまったり、学ぶこと自体を諦めてしまったりするのは、あまりにもったいないです。

ビジネス会計検定は、もちろん簿記の知識があるに越したことはないですが、知識ゼロからでも体系立てて会計知識の「勘どころ」や「知っておくと差がつくノウハウ」を学べる資格です。

ビジネスパーソンの方は、自社や取引先の経営分析などに。経営者の方は、投資判断や与信管理などに。学生の方は、就職活動の際の企業研究に。プライベートでも、経済ニュースの理解や株式投資などにも役立つことでしょう。

簿記検定とはまた少し違った角度から「会社のおカネ」について学べるので、すでに一通り簿記を学んだ方にとっても、スキルの幅をさらに広げることや、応用力の養成などにも活用できることと思います。

ビジネス会計検定の試験対策はどうすればいい?

試験対策は各級の公式テキストや公式過去問題集を使って学習するのが近道

試験対策は各級の公式テキストや公式過去問題集を使って学習するのが近道

試験レベルは3級・2級・1級の3段階に分かれており、3級では財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識や、成長性・安全性・収益性など基本的な財務諸表の分析手法を問われます。

やや高度な内容となる2級は3級の内容に加え、財務諸表を取り巻く諸法令や、より応用的な分析手法(キャッシュ・フロー分析や損益分岐点分析など)の知識が必要となります。連結財務諸表の読み解き方も学べるので、グループ企業全体としての数値を把握する力が身につきます。

最上級の1級は財務諸表を含む会計情報を総合的かつ詳細に分析する力が問われる内容で、ディスクロージャーや企業価値評価など、かなり専門的かつ高度な知識が求められます。

試験対策はやはり、大阪商工会議所から出ている各級の公式テキストや公式過去問題集を使って学習するのが近道でしょう。独学では大変……という方のために、商工会議所や各種資格スクールなどによる対策講座も実施されています(無料のセミナーもあります)。各級の試験内容のページに問題例も掲載されているので、こちらもぜひチェックしておきましょう。

「ビジネス会計検定」試験情報

  • 受験資格 特に制限なし
  • 受験料 3級…4,320円 2級…6,480円 1級…10,800円
  • 試験地 札幌・仙台・さいたま・東京・横浜・新潟・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・山口・松山・福岡
  • 試験日程 9月、3月 ※1級は3月のみ実施
  • 受験申込 試験日の2ヶ月~1ヶ月前頃
  • 試験内容 財務諸表の読み方・分析、会計知識 など(3級・2級…マークシート方式 1級…マークシート方式、論述式)
  • 合格基準 3級・2級…100点満点中70点以上 1級…200点満点中140点以上かつ論述式50点以上
  • 合格率 3級…50~60%程度 2級…30~40%程度 1級…10~20%程度
  • WEB ビジネス会計検定試験
【2015年度の試験日程】
第17回試験
  • 申込期間:2015年6月29日(月)~2015年7月31日(金)
  • 試験日:2015年9月6日(日)
第18回試験
  • 申込期間:2016年1月4日(月)~2016年2月5日(金)
  • 試験日:2016年3月13日(日)
※上記情報は2015年3月24日時点のものとなります。最新情報はビジネス会計検定試験にてご確認ください

取材協力:大阪商工会議所
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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