富山の観光・旅行/富山の観光スポット

富山・松川べりの桜460本のトンネルを遊覧船で行く

北陸新幹線開業で盛り上がる富山県。桜の季節におすすめなのが松川です。お花見のタイミングに合わせて絶景の花見スポットに遊びに来てはどうでしょうか。今回は日本さくら名所100選にも選ばれる松川の桜と遊覧船について紹介します。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

松川沿いのソメイヨシノ460本のトンネルを遊覧船で行く

解説画像

富山弁ガイドも楽しみの1つ


富山市内の中心部には富山城の跡地があり、その脇に松川と呼ばれる小さな運河が流れています。今回はその運河の歴史からお話をさせてください。

岐阜を源流に富山県を流れる大河、神通(じんづう)川は、現在こそ富山湾へと一直線に流れ込んでいますが、昔は市街地で大きく蛇行しており、たびたび洪水を起こしていました。

そこで蛇行部分を埋め立てて、富山湾に一直線に流してしまおうという壮大な工事、馳越線(はせこしせん)工事が1901年に行われ、その大河の名残として松川が残りました。

現在でも川幅10m程度の流れが、市街地を緩やかに流れています。その松川べりには460本のソメイヨシノが植えられたため、春になると満開の桜がどこまでも続く圧巻の景観が生まれました。

壮大な桜並木は「日本さくら名所100選」にも認定されています。そして、満開の桜のトンネルを船で往復する松川遊覧船のツアーは座席を求めて長蛇の列ができるほどの人気です。

乗船をするとガイドを兼ねた船長が、富山や松川、市街地の建物の歴史を富山弁で教えてくれます。川べりを歩く人が手を振り、遊覧船の乗客も手を振り返す、とてもすてきな30分間が待っていますよ。

○お花見遊覧船

所要時間:約30分
料金:大人1,500円、子ども750円(3歳から小学生まで。幼児1名までは無料)
運休日:桜の開花中は休みなく運行(※雨天は運休)
運行時間:(平日)9:30~17:00(土日)9:00~17:30
※予約センター(事務所)
電話:076-425-8440
富山観光遊覧船ホームページ

次のページでは、松川遊覧船ディナークルーズについてご案内します。

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