株式戦略マル秘レポート/戸松信博の「海外投資、注目銘柄はここ!」

アップルの株価上昇が止まらない

アップル(AAPL)は史上初めて時価総額7,000億ドルを超えた企業となりました。インターネット・オブ・シングス(IOT)時代の波に乗るアップルは史上初の時価総額1兆ドル企業となる筆頭候補と見ています。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

  • Comment Page Icon

史上初の時価総額を記録したアップルはどこまで上がる?

時価総額7000億ドルを超え、なお株価上昇の止まらないアップル

時価総額7000億ドルを超え、なお株価上昇の止まらないアップル

米国のナスダック市場に上場するアップル(AAPL)の株価の株価上昇が止まりません。2014年第4四半期(10-12月期)の好決算発表から上昇が続き、史上初めて時価総額7,000億ドルを超えた企業となりました(その後、7,400億ドルまで上昇)。

中心製品であるiPhone6が中国でさらに同社売上を伸ばしており、2015年4月から待望のiWatchが発売される予定で、2014年に米国で開始したモバイルeペイメントサービスである「Apple Pay」も米国で急浸透しており、日本など他国への上陸も近づきます(2015年からは利益貢献してくると思われます)。

韓国、台湾、中国にもある単なるスマホメーカーと違い、インターネット・オブ・シングス(IOT)<あらゆるモノがインターネットを通じて接続され、モニタリングやコントロールを可能にするといった概念・コンセプト>時代を迎え、生活のあらゆる面でアップル社のサービスが絡んで来ようとしていることを、現在の時価総額の増大は物語っているように見えます。
 

市場では早くも1兆ドルの掛け声

iPhone6のヒットで絶好調のアップル。インターネット・オブ・シングス(TOT)時代の到来で時価総額1兆ドルを目指す

iPhone6のヒットで絶好調のアップル。インターネット・オブ・シングス(TOT)時代の到来で時価総額1兆ドルを目指す

次はテスラモーターズ社(TSLA)に倣ってハイテク仕様の電気自動車を作るのではないかという噂もあります。テスラ社も同じ(車と縁もゆかりもない)シリコンバレーで、数名のエンジニアによってゼロから設立された会社です。そして10年少しで時価総額255億ドル(マツダやスズキを超え、富士重工に匹敵)の自動車メーカーに成長しました。この事例を考えれば、アップルの財力であれば数年で開発可能と思います。

テスラ社は2014年、同社自動車の技術的な特許を公開しており、他社の開発が進むと見られます。そのテスラ社のイーロン・マスクCEOは、2025年にアップル級の時価総額になると述べました。同氏は南アフリカから米国に渡って貧しい職につき、以降夢物語を次々に達成してきた天才起業家で、今回も大変面白い宣言と思います。ちなみに10年少し前のアップルの時価総額は、今のテスラ株より小さいものでした。

スティーブ・ジョブズ氏のいなくなったアップルは、もはや2~3年に一度のペースで世界を変えるような新製品を世に送り出すことはないでしょう。その事を分かった上で現CEOは手厚い株主還元策を実施し(ジョブズ氏時代はずっと無配)、中国最大手の通信キャリアと組んで販路を拡大し、まだiPhoneを買いたくても買えない人の多く残る潜在市場を拡大する成長戦略を取りました。

ちなみに現在のアップルは総資産30兆6,400億円のうち、債券を中心とする保有金融資産は20兆円を超えます。そして今後も3ヶ月毎に2~3兆円のキャッシュフローが入ってきます。これほどのキャッシュリッチ企業は世界に他になく、圧倒的な規模です。 他社が追随できない規模の株主還元、アジア市場の急成長、アップグレードを含むマイナーなイノベーションによって、アップルの株価はさらに高値を目指すと思われ、史上初の時価総額1兆ドル企業となる筆頭候補と見ています。

参考:グローバルグロースレポート

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます