インドネシア/インドネシア基本情報

地下鉄がない! ジャカルタの交通機関を使いこなそう

ジャカルタで一番難しいのが街なかの移動です。旅行時の基本移動はタクシーが便利ですが、最低限のルールと注意点を理解しておきましょう。また、渋滞時はタクシーが機能しない時もあります。少し勇気が必要ですが、タクシー以外の交通機関も把握しておきましょう。

椿 光一

執筆者:椿 光一

ジャカルタガイド

観光を効率化する移動手段

ここ最近ASEANの中でも注目が集まっている巨大な経済都市ジャカルタ。今回は、旅行で最も重要な情報の1つである、交通機関をご紹介します。ジャカルタ市内にはいくつかの交通機関がありますが、実は地下鉄がありません。主な移動手段は車!その中でも観光客が使いやすいものをピックアップします。

ご紹介するジャカルタ市内の主な交通機関は3つです。
一番利用しやすい「タクシー」、専用レーンを走る「トランスジャカルタ」、ちょっと怖いバイクタクシー「オジェック」です。

手軽に利用できる「タクシー」

ジャカルタは「歩けない街」と言われています。大きな道路が街を縦横に走り、歩道が整備されている場所はごく一部です。そのため、タクシーはジャカルタ市内を移動する際に一番手軽に利用できる交通機関です。メーターを使用しているので、価格もわかり安心です。

一番有名で安心なのが、ブルーバードグループ(BLUEBIRD Group)です。ブルーバードグループには、エグゼクティブクラスの「シルバーバード(Silver Bird)」とレギュラータクシーの「ブルーバード(BLUE BIRD)、プサカ(PUSAKA)」があります。

シルバーバードはトヨタ・カムリ(初乗り運賃12,000インドネシアルピア、以下IDR)、メルセデスベンツ(同15,000IDR)、トヨタ・アルファード(同15,000IDR)の3車種があります。レギュラータクシーに比べて割高(ざっくりと1/100すれば日本円の感覚になりますので、最高級車でも初乗り150円程度)ですが、運転手が全て英語を話せるので、初めてのジャカルタに不安がある方は利用しても良いかもしれません。2015年2月の運賃規定改訂により、迎車・路上での乗車問わず50,000IDRのミニマムペイメントが設定されています。
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英語が通じて安心な最高級タクシー、シルバーバード


ブルーバード、プサカは初乗り7,500IDRです。シルバーバードに比べ英語を理解できる運転手は少ないですが、トロン・ク(Tolong ke)+(ホテル名などの場所)と言えば伝わります。降りたいときは、ブルフンティ・ディ・シニ(Berhenti di sini)と言えば止めてくれます。全てのタクシーに言える事ですが、道や場所を知らない運転手も多いので、スマートフォンなどで住所を表示して直接運転手に見せるのが一番早いです。
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ジャカルタ市民も愛用、信頼のブルーバード


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ブルーバードグループの1つ、青い車体のプサカ


シルバーバードは「黒」、ブルーバードは「水色」、プサカは「青色」の車体です。ブルーバードグループのタクシーに偽装した個人タクシーもあります。特に空港内の個人タクシーには要注意。まったく車体が青くないのに、「ブルーバードだ」と言い張って旅行客を乗せようとする人たちもいます。また、提示額も相場を超える場合が多いです。必ず車体の名前を確認しましょう。

また、ジャカルタ市内の多くのショッピングモールにはブルーバードの配車カウンターがあります。そこでタクシーを待てば必ずブルーバードに乗ることができます。

ブルーバードグループ以外に安心できるタクシー会社はエキスプレスグループ(Express Group)です。白い車体に青文字でExpressと表示してあります。エキスプレスのタクシーは必ずレシートを貰えるので、ビジネス利用の場合は便利です。初乗り料金はブルーバード・プサカと同額です。

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白い車体が目印のエキスプレス


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