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マツダ新型CX-3 世界戦略車種への大いなる期待

マツダの世界戦略車種である『CX-3』が間もなく正式発表される。ベースになっているのはコンパクトカーのデミオだが、SUVということでボディサイズが一回り大きくなっている。エンジンから燃費、そして気になる価格まで、はっきり言ってCX-3には期待していいと思う。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

マツダの新型CX-3はデミオベースのコンパクトSUV

マツダ新型CX-3

マツダの新型CX-3


マツダの世界戦略車種である『CX-3』が間もなく正式発表される。はたしてどんなクルマか? 今やCX-3クラスのSUVは世界規模で売れている。例えばこの市場を狙ったのがホンダ・ヴェゼル。1リッター3気筒ターボ搭載のフォード・エコスポーツも世界戦略車種だ。

さて、今までSUVと言えば、アメリカだとレクサスRXに代表される3リッター級のV6エンジンを搭載したLクラスが主流。日本や欧州市場では2リッター級エンジン搭載のCX-5のような車種ばかり。しかし新興国や、日欧市場でも燃費の良いコンパクトなSUVのニーズが高まっていた。

ということでCX-3である。ベースになっているのはコンパクトカーのデミオ(ヴェゼルはフィットをベースにしている)。SUVということでボディサイズが一回り大きくなってます。全長の4275mmこそカローラなどより短いものの、全幅は1765mmもあって存在感大。

デミオのようなコンパクトカーだと小さくて物足りない、というユーザーにピッタリだと思う。LAショーに出展された先行試作車を見た人によれば、残念ながらリアシートの足下スペースに代表されるキャビンの広さはライバルとなるヴェゼルに届かない。後席などめったに使わない?

搭載されるエンジンはデミオに搭載されているのと同じ1.5リッター4気筒105馬力のディーゼルになります。馬力表示を見る限り1250kg程度になる車重を考えると物足りないように感じるものの、最大トルクは2.5リッターガソリンエンジンと同等。不満なく走ってくれることだろう。


CX-3なら200万円台で最新型省燃費エンジン搭載のフル装備

マツダ新型CX-3

デミオのようなコンパクトカーだと小さくて物足りない、というユーザーにピッタリ


大いに期待出来るのが燃費。ヴェゼルの売りになっているハイブリッドの場合、普通に走って20km/L前後。CX-3の実用燃費はヴェゼルに届かない17km/L前後になるようだけれど、燃料となる軽油がリッターあたり10~15%安価。総合的な燃料コストはイーブンだと思われる。

気になる価格もヴェゼルのハイブリッドを強く意識したものになるらしい。売れ筋グレードで220万円くらいか? この予算で2リッター級SUVを選ぶと、普通のエンジン搭載の最廉価グレードになってしまう。CX-3なら最新型省燃費エンジン搭載のフル装備モデルが買えるのだから嬉しい。

発表&発売は2015年春休みくらいになるという。マツダの例で言うと、発売前後のオーダーだと納期は数ヶ月になる。もし5月の連休に乗りたいというなら、年明けにでもマツダのディーラーに行き、予約しておくことをすすめておく(正式受注は発売の1か月くらい前から始まる)。

マツダ新型CX-3

CX-3を皮切りに2015年もマツダは大暴れしそうな予感


参考までに書いておくとイケイケのマツダの新車ラインナップは、CX-3から遅れること数ヶ月で新型ロードスターの発表になります。2015年も大暴れしてくれそうだ。


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