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映画『ベイマックス』とラセターの世界

ディズニーの最新作『ベイマックス』が公開されます!そこで、ピクサーのドンであるジョン・ラセターが製作あるいは監督をしているディズニーとピクサー映画の世界をご紹介!『トイ・ストーリー』シリーズなど、CGアニメの名作の数々は家族で鑑賞するのにピッタリ!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

2015年のお正月映画『ベイマックス』は、CGアニメのディズニー・アニメーション・スタジオの最新作です。というわけで、今回はディズニーとピクサー映画の特集。まずは、愛すべき新キャラクターが活躍する『ベイマックス』からスタート!

癒し系ロボットが教えてくれる闘わない勇気

『ベイマックス』(2014年度作品)
『ベイマックス』

フワフワの癒し系ロボット、ベイマックス

天才少年のヒロの亡き兄タダシが残したロボット、ベイマックスは、人間を癒すロボット。兄の死がショックで打ちひしがれていたヒロは、ベイマックスのおかげで立ち直るきっかけを得ます。ところがヒロは兄の死は何かの陰謀では?と思い始め、仲間たちとベイマックスとともに立ち向かうのですが……。


闘いを余儀なくされながらも、癒し系ロボットのベイマックスは戦闘意欲も能力もない。ヒロはベイマックスを自分の想い通りにしようとして、逆にベイマックスを傷つけてしまいます。兄弟や仲間の絆とともに、人間とロボットの絆も描く。映画はアクションシーンも多く、エキサイティング。またサンフランソウキョウというサンフランシスコと東京をミックスした街も出て来て華やかです。でも一番魅力的なのはやはりベイマックス! 大きなフワフワの体は気持ちよさそう! 映画を見ると、誰もが「ベイマックス欲しい!」と思うでしょう。
『ベイマックス』

闘わないで解決する方法はないのか……ヒロに振り回されるベイマックス

またベイマックスには戦闘意識がなく、闘わないという点もいいですね。闘うことは傷つけあうことであり、癒し系ベイマックスとしては、ヒロが戦闘モードに入ってしまうことが悲しいわけですよ。戦闘は体だけでなく心も深く傷つけてしまう……。集団的自衛権云々の問題もあり、今、日本も少々危険な状況にありますからね。こんな世の中だからこそ、観てほしい映画とも言えるでしょう。
『ベイマックス』

大好きな兄タダシが残したベイマックス。兄弟愛も泣けます!


監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ 声の出演:スコット・アツィット、ライアン・ポッター、T・J・ミラー、ジェイミー・チャンほか



2014年12月20日(土)全国ロードショー
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C) 2014 Disney. All Rights Reserved

>次のページではディズニーランド&シーのアトラクションにもなっているあの映画です!
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