大学生の就職活動/就職活動事例

羽生、本田、錦織…成果を出す20代の共通点とは?

羽生結弦、本田圭佑、錦織圭と日本人アスリートの世界での活躍が著しい。20代という若さで大きな成果を出している彼らに何か共通点はあるのだろうか?またそこには就活やビジネスの現場で活かせるヒントはあるのだろうか?今回はスポーツで活躍するアスリートから20代で成果を出すための必要な要素を解説していく。

小寺 良二

執筆者:小寺 良二

ライフキャリアガイド

世界で活躍するトップアスリートの強さの秘密

「世界で活躍する日本人トップアスリート」と聞いて誰を思い浮かべるだろうか?競技は違ってもその多くが20代という若さで世界に飛び出し、トップレベルの舞台で成果を残している。

しかしそんな世界で活躍する20代トップアスリートに意外な共通点があるとすれば、その1つは時として世間から「ナルシスト」と表現されてしまうことだと思う。

高いセルフイメージがアスリートを強くする

高いセルフイメージがアスリートを強くする

ナルシストという言葉を辞書で調べると「自己陶酔型の人、うぬぼれ屋」と説明されており、決して良い意味で使われる言葉ではない。それでも私たちは時に成果を出しているアスリートに対しても「ナルシスト」という印象を持つことがある。

2014年12月にバルセロナで開催されたフィギュアスケートのグランプリファイナル・男子シングルで日本男子史上初となる大会2連覇を果たした羽生結弦選手もその一人。高得点を出した演技の後のインタビューでは自分に酔いしれている様子がテレビからも伝わってくる。またACミランでレギュラーとして活躍している本田圭佑選手も、ピッチ外でのこだわり抜いたファッションを身につけている姿を「カッコつけている」と言うファンもいる。


成果を残す大きな理由

しかし世間から何と言われていようと、彼らは20代という若さで世界トップレベルの舞台で成果を出している。なぜ「ナルシストっぽいアスリート」は成果を残せるのか

その大きな理由の1つは、彼らは「高いセルフイメージ」を持っているからだ。

羽生選手であれば完璧な演技で観客を魅了している自分を常にイメージして、その自分を実現するために誰よりもストイックに練習をする。本田選手もACミランというビッグクラブの中心で活躍するイメージがあるからこそエースナンバーである10番の背番号をつけることに手を挙げた。自分の高いセルフイメージを持っているからこそ、それを実現するために自然と行動がついてくるのだ。

これは当然スポーツの世界だけではない。就職活動にしろ、ビジネス現場での仕事にしろ、最初から「自分にはできない」と言っていては何も成果は出ないだろう。成果を出せている人は必ず成果を出す前から「自分にはできる」という高いセルフイメージを持って努力をしている。

ではどうやって成果を出す前から高いセルフイメージを持つことができるのだろうか?

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