台北/台北の空港・市内交通

台北のバス

路線バスは、中国語で「公共汽車(コンコンチーチァー)」。台北ではMRTが開通するまでは市民の足といえばバスだったため、路線バスが発達しています。実は台北在住者でも乗りこなすのがなかなか難しい路線バスを上手に利用する方法をご紹介します。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

路線バスで台北市内を移動する(中~上級者向け)

台北の路線バスは、バス番号が重要! 利用するバス番号のバス停があるかどうかも必ずチェックしましょう

台北の路線バスは、バス番号が重要! 利用するバス番号のバス停があるかどうかも必ずチェックしましょう

路線バスは、中国語で「公共汽車(コンコンチーチァー)」。台北では1996年にMRTが通するまで市民の足といえばバスだったため、路線バスが発達しています。

バスは上手く使えば目的地まで、たった15台湾元(50円)で行くことが出来るものの、実は台北在住者でも乗りこなすのがなかなか難しいのです。

バス停には路線図と、始発~終バスの時間、大体何分間隔で運行しているかということが書かれています

バス停には路線図と、始発~終バスの時間、大体何分間隔で運行しているかということが書かれています

上級者向けの路線バスですが、現地のお店やホテルの人に、
  • 乗車するバス停の場所
  • 乗るべきバスのバス番号
  • 目的地の停留所名
以上の3つを確実に教えてもらうことができれば、初心者でも乗れます。反対方面へ行くバスに誤乗車しないように、特にバス停の場所はしっかり聞いておきましょう。 MRTだと遠回りしなくてはならない場所もバスなら最短距離で行ける場合があるので、うまく使いこなすことが出来れば時間とお金の節約になります。

路線バスはかなり揺れますので、座席に座るか、手すりやつり革にしっかりつかまってください。


 

路線バスの乗り方

バスは行き先の名前より行き先の番号で判断します。乗る番号のバスが来たら、横に手を挙げて乗る意思表示をしましょう。そうでないとバスは止まってくれません。多くのバス停があるところはバスが何台も連なるため、通常より手前の位置で乗り降りする場合があります。バス停でバスを待つ際、台湾ではバス停での喫煙は法律で禁止されているのでご注意を!

路線バスの運賃・払い方

バス運賃が先払いか後払いかということは、バスによってまちまちです。運転席の上のほう、またはドア付近上部に『上車収票』または『下車収票』と電光板で表示されていますので、これで判断します。『上車収票(シャンチェーショウピャオ)』なら運賃先払い、『下車収票(シャーチェーショウピャオ)』なら後払いです。

台北では、運賃は台北市内であれば一律15台湾元。おつりはでませんので、必ず小銭を用意しましょう。もし何度もバスやMRTに乗る予定があれば、悠遊カー(ヨウヨウカー)を購入しておくと便利です。MRTとの乗り継ぎがあるとバスが8台湾元(約30円)で乗れるという割引制度があります。

路線バスの降り方

電光掲示板を確認し、降りるバス停が表示されたら『下車鈴』と書かれたブザーを押します

電光掲示板を確認し、降りるバス停が表示されたら『下車鈴』と書かれたブザーを押します

停留所名は車内の電光掲示板で確認できますので、読み間違えない限り大丈夫。

ただし台北の停留所名は現在通過している道(○○)を最初に、交差している道(△△)を後に持ってくる『○○△△路口』という名前が多く、例えば南京路を走り続けるバスならば『南京林森路口』『南京吉林路口』『南京松江路口』…… という、非常に似通った名前のバス停がなんと8つも続きます。目的地の停留所名はしっかり手帳に書き留めておきましょう。

車内前方の電光掲示板で次の停留所名を確認し、降りるバス停の手前で降車ブザー(下車鈴)を押すのは日本と同じです。

バスを上手に乗りこなしたいならこの1冊

all about taipei

公車捷運220台湾元(750円)

さらにバスを乗りこなしたい上級者は、「大台北公車捷運(ダータイペイ ゴンチァージエユン)」というガイドブックを市内の書店で購入すると便利です。台北の全てのバス路線が書かれています。中国語が少し分かる方や台北リピーターの方向けの内容です。

台北の全てのバス路線と台鉄、高鉄の時刻表が書かれています。MRT○○駅の何番出口を出れば何番のバス停がある、というようなことも載っているので、バスを乗りこなしてみたいひとにはおすすめ。普通の書店では扱っているところが少ないので、駅の中にある書店で買うと良いでしょう。バス路線は常に変動しているので、最新版を使うようにしてください。

台北のバスについては、こちらをご参照ください。
我愛巴士5284 http://www.taipeibus.taipei.gov.tw


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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