企業経営のノウハウ/店舗経営のコツ

自分の店に合ったアルバイトを採用するコツ

たとえ経営者であっても時には休息は必要です。その時のピンチヒッターがアルバイトスタッフさんです。採用時に見誤ることなく、できるかぎり彼・彼女たちと良い人間関係を維持していきたいもの。自分の想いを共有してくれ、かつお客さまからの受けの良い人を採用するときのコツをお教えします。

執筆者:植竹 剛

創業したときの気持ち・理念と店舗のコンセプトをかみ砕いておく

店舗経営で重要なアルバイトの存在

店舗経営で重要なアルバイトの存在

サービス業や飲食業で採用するアルバイトさんは、単に作業のためだけに採用すべきではありません。経営者の皆さんの「身代わり」を務めてくれる人たちです。お客様の前では、社長も入社初日のアルバイトも同じ立場。すでに出来上がっている会社や店舗がある場合、いろいろ込められた「想い」を伝えて、共有しなければなりません。

例えば、あなたが夢を追いかけて脱サラしたとしましょう。その夢が理念という言葉になって事業計画へとちりばめられていきます。自己資金の注入から資金調達を始め、さまざまな準備がありました。連日徹夜の苦労の末のカフェ開店。お客様からのお褒め、お叱り、ご指導と人との機微に触れあう喜びがあなたを包んでいます。こうした経緯や想いが詰まったこの店で「一緒に働くんだ」ということをアルバイトに伝え、印象づけていきます。

ただし、想いが先行すると、どうしても言葉が追い付かないことがあります。こうしたとき、残念ながらそれでは応募してくれた人にはあなたの想いは伝わりません。しっかり明文化し、補足するように言葉を添える面接の一場面をイメージしておきましょう。

募集内容はストレートに量よりも質重視

アルバイトの募集方法には、2つの考えがあります。一つ目は応募者数の多さ、つまり量を主眼にした掲載内容にする方法です。二つ目は逆に質を重視した募集方法です。ここでいう質とは、考える方向性が同じであったり、自立していたり、この店でしていける人材にのみ訴求するということです。

採用は水物、特にアルバイトだから、と言われて量重視を唱える方が多いのが実情ですが、ガイドはこの考えに反対です。

人間は感情の生き物です。働く動機で一番作用するのは働きがいです。決して時給や福利厚生面ではありません。新卒の採用でもそうですが、年間での休日数などで釣っても、近い将来に組織も個人も不幸になります。

個人経営のレベルであれば、まだ自分のやりたいことが決まっていない人を、一からお世話をする余裕は残念ながらないと思います。なのでガイドは応募者数がたった一名であったとしても、質つまり自分自身を理解していて考え方に共感してくれる人をイメージして募集内容を作り上げることをおすすめしています。

ただでさえ、質の高い人材は人気があり引っ張りだこのはずです。経費も期間も掛かりますがぜひトライしてみてください。


応募に対するレスポンスは最速で

こちらは雇い主だから時間管理の主体はこちらにある、ではダメなのは良くお分かりになると思います。では応募電話が店舗でピークタイム中だったとしたらどうしましょうか。

ガイドでしたら、基本的に事前の準備をしておきます。情報を書き込めるメモの用意、他のスタッフにこの時だけは電話を優先するという伝達、どうしても対応できないときは5分から10分以内にかけ直す旨を丁寧にご説明するなどです。

そうですね、応募者はお客様なのです。お客様対応をすればよいのです。お客様のためにいろいろな準備や段取りを組みますよね。アルバイトの採用も同じことです。

面接日時の設定も応募者のスケジュールに合わせましょう。しかし一点だけ誘導します。それは最短でお会いしたいことを応募者に伝えることです。

理由は、他のアルバイト先にもエントリーしている可能性が高いからです。先手が有利であることは間違いありません。なので応募者の今日これから、明日であれば午前中のスケジュールを確認し、予約してしまいましょう。

これは応募者から、大事にされている、上から目線ではない、というプラス評価が期待できます。そうです、応募電話の段階から応募者は働く場所を選考しているのです。雇い主であるあなたはすでにセレクションされています。

思われている立場とは全く逆の位置にあなたは立たされていることを肝に命じておきましょう。

>>次ページでは実際に面接をどうするかのコツをお伝えします。
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