デジタルカメラ/メーカー別デジカメ情報

パナソニックのコンパクトデジタルカメラ(LUMIX)

メーカー毎にコンパクトデジタルカメラの特徴を紹介しましょう。今回はパナソニック編です。豊富なカラーバリエーション、HD動画への対応、広角レンズの採用などの特徴がありますが、実は手ぶれ補正の潮流を作り出したのがパナソニックです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

パナソニックのデジタルカメラ ― 手ぶれ補正の先駆者

現在、マーケットでは手ぶれ補正機構を搭載していないコンパクトデジカメを見つけるほうが難しい状況ですが、この潮流はパナソニックが作り出したと言っても過言ではありません。

ビデオカメラで先行していた手ぶれ補正機構を積極的にコンパクトデジカメに導入したことで、一時期はLUMIX=手ぶれ補正というイメージが形成されるほどに先行していたほどです。2012年4月現在も販売されているすべての機種で手ぶれ補正機構が搭載されています(最廉価のDMC-S2ですら!)。

基本的なラインナップはAVCHDに対応したハイビジョンムービーデジカメと、そうではないコンパクトデジカメ。そして二眼方式の3D対応デジタルカメラとなっています。

それらの中にさらに細かく高級コンパクトのLXシリーズ、24倍を超える高倍率ズームのFZシリーズ、旅行デジカメとされる中型かつ高倍率ズームのTZシリーズ、10倍程度の小型高倍率ズームのSZシリーズ、一般的なコンパクトであるFXシリーズ、防水防塵耐衝撃のタフネスデジカメであるFTシリーズ、スリム型コンパクトのFHシリーズ、廉価機のSシリーズが存在しています。

DMC-FX80

DMC-FX80/DMC-FH8はレンズの鏡胴もペイントされているのが特徴(画像はDMC-FX80 キャンディーピンク)。

また、豊富なカラーバリエーションが用意されていることも特徴のひとつです。奇抜なカラーは少なく、ベーシックなものがほとんどですがそれでも4カラーはあたりまえ。DMC-FX80には5カラーが用意されています。このあたりは家電色の強いパナソニックならではといったところでしょう。

 
多くの機種で広角よりのレンズを搭載していることも明記しておきたいところ。メインストリームの機種では24mmスタートとなっています。そうでないものもほとんどが28mmスタート(例外もありますが)。

すなわち多くの機種でより広い範囲を撮影できるということになり、室内での撮影に有利になるわけです。その一方でズーム倍率が10倍でも24-240mmという形になり、望遠側でやや不利になることも知っておくべきでしょう。

もうひとつの特徴はムービーに力を入れいているところ。他社でも同様に力を入れてはいますが、やはりビデオカメラを製造しているメーカーとしてパナソニック(およびキヤノン、ソニー)の動画機能には一日の長があります。DMC-TZ30ではフルHD動画の60p撮影にも対応しています。


おすすめ機種はLUMIX DMC-FZ200

GPSやタッチパネルを搭載した「全部入り」のDMC-TZ30と、40倍ズームレンズを搭載したDMC-FZ200のどちらをおすすめにしようか迷ったのですが、カメラ単体の魅力を考えてDMC-FZ200をおすすめカメラとしました。

25-600mm相当の24倍ズームレンズを搭載していることが最大の特徴となりますが、なによりもズーム全域でF2.8という明るさをキープしていることが魅力です。

大きさはミラーレスデジタル一眼カメラとほぼ同じのヘビー級ですが、131.2万画素のEVFやフリーアングル液晶ディスプレイを搭載しているなど、かゆいところに手が届く装備もおすすめのポイントといえるでしょう。

また、ズームレバーをシャッターボタンに同居させず、レンズ横に設置したところもチェックしたいところ。ズームしつつ撮影がひとつの動作でできるようになっています。

 

【関連サイト】
パナソニック コンパクトデジタルカメラ LUMIX(ルミックス)

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