台北/台北の空港・市内交通

台北の市内交通

台北はMRT(地下鉄)が発達しているので、初心者でも回りやすい街。またタクシーは住所を書いて運転手に提示すれば目的地まで連れて行ってくれるので便利です。MRT、路線バス、タクシーを乗りこなすノウハウと、街歩きに便利な住所の読み方をご紹介します。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

台北の市内交通を使いこなす

台北の街は夕方から渋滞になる ©中華民國観光局/陳怡嵐撮影

台北の街は夕方から交通量が増えて街が活気づく ©中華民國観光局/陳怡嵐撮影

台北市内の移動手段にはMRT(地下鉄)、タクシー、バスがあげられます。台北の街を移動するのに最もメジャーな手段はというと、現地の人ならばバイク(スクーター)とMRT(地下鉄)とバスですが、私たち観光客であればMRT(地下鉄)とタクシー。この2つの乗り物の乗り方さえマスターすれば、ビギナーでもラクラク回れるのが台北のいいところです。

MRTで台北市内を移動する

MRTは主要路線が南北と東西に伸びているのでわかりやすく、運賃も初乗りが20台湾元(約60円)と安いのが利点。地元の若者の多くはバイクで移動するため、通勤ラッシュの時間でも車内がギュウギュウ詰めになることがありません。むしろ通勤ラッシュの夕方は道路が大変混むので、MRTで移動するほうが早いでしょう。

詳細はこちら>>>台北のMRT


 
路線バスで台北市内を移動する(中~上級者向け)

路線バスは上級者向けと言えますが、上手く使えばMRTだと遠回りになるところをたった15台湾元(約45円)で行けることがあります。

詳細はこちら>>>台北の路線バス


 

タクシーで台北市内を移動する

タクシーはメモに行き先の住所と名前を書いて運転手に渡せば着きます。ただし夕方の渋滞や、政治関連のデモ行進に出くわすと全く動かなくなってしまうのが難点です。

詳細はこちら>>>台北のタクシー

台北を歩いて移動する

台湾では、車の往来は日本と逆で右側通行。青信号で渡っていても、右折してくる車は歩行者を待たずに先に行こうとする車が多いのも特筆すべきところ。車やバイクが無理やり横断歩道を通過し、横断中の歩行者を妨げとなった場合には罰金、という法律が一応ありますが、実際はあまり守られていないのが現状です。道を渡るときは充分注意して下さい。

また、歩いてるときにタクシーに軽くクラクションを鳴らされたら、それは「タクシー乗らない?」という勧誘の合図です。

台北の住所表記

台北は通りの名前がはっきりと書かれているので便利

台北は通りの名前がはっきりと書かれているので便利

台北ではタクシーの車内から見てもわかるほど大きく住所が表記されています。台北市の住所は台北市中山北路105巷10號(號=号)といったような表記が多いのですが、この~路、というのが大きな通りの名前で、この通りの名前がなく~街、という表記の場合は、この大きな通りよりもう少し細い道です。

巷とは大通りから左右に入る横道のことで、中山北路105巷なら中山北路の105番目の横道。大通りをはさんで奇数(105巷)と偶数(106巷)に分かれます。そのあとに~弄という住所が続いていれば、その~巷からさらに横道があるということ。~號、は番地です。

 

中級者以上ならここを覚えるとちょっと便利

台北駅近辺の住所は、「中山北(南)路」と「忠孝東(西)路」の2つの大通りが住所を読み解くキーポイント。ここを軸にして通りの名前に東西南北がついています。
  • 台北駅の側にある中山北路~中山南路(MRT淡水線が並行して走る大通り)を軸にして、これより西側が○○西路で、東が○○東路(○○には様々な通りに名前が入ります)。ただしこれが当てはまるのは台北駅周辺から北に向かった圓山駅まで。
  • 台北駅の前を通る忠孝西路~忠孝東路(MRT板南線が並行して走る大通り)を軸にして、北側が○○北路、南側が○○南路(○○には様々な通りに名前が入ります)。ただしこれは建国北路・建国南路(MRT板南線、忠孝新生駅の東側)までで、それより東に行くと○○北路と○○南路の境がだんだん北寄りにずれていきます。
※1円=3台湾元で計算しています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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