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無線LAN中継機の活用法…家の隅々まで電波を届かせる

ワンルームマンションなら「無線LANの電波が届かない。」ということはまずないが、大きな戸建住宅や床暖房が設置してある1階と2階という環境の場合は、電波が届かなかったり、届いても弱いことがある。そのようなときに利用するのが無線LANの中継機。今回は実際に中継機を利用してその効果を検証してみた。また、後半に代表的な中継機を挙げている。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

無線LAN中継機

無線LAN中継機

無線LAN 中継機とは

最近の無線LAN機器は電波の到達距離が延びてきたが、障害物が多い環境の場合は、電波が弱くなって接続できなかったり、速度が落ちたりすることもある。そんなとき利用したいのが無線LANの中継機だ。

今回は、BUFFALOのWi-Fi中継機である「WEX-733D」を実際に使ってみた。

 

測定した環境はこのような状況

まずは、無線LAN親機のすぐそばで実効速度を計測してみた。ガイドの無線LAN親機は、新築のときに設置してもらった1階の情報ボックスの中にある。

測定要件は以下のとおり。

親機:BUFFALO社 11n/11g/11a対応 WZR-HP-AG300H
子機:iPhone5
計測に利用したアプリ:RBB SPEED
利用した親機

利用した親機 情報ボックスの中にある。


下記がそのときの下り速度だ。近隣での測定なのでかなり速い。
11g → 41.93Mbps
11a → 66.02Mbps
親機のすぐそばで11gの速度を測定。

親機のすぐそばで11gの速度を測定。

親機のすぐそばで11aの速度を測定。

親機のすぐそばで11aの速度を測定。


ここで、2階に上がり一番隅の部屋で計測してみた。距離的には3部屋ほど離れた計算だ。また、2階の床には床暖房が設置してあるので電波が届きにくい環境にある。

結果は、以下のように11gで9.58Mbpsと大幅に低下している。また、接続も不安定な状況。11aに関しては、接続すらできなかった。11aの電波は直進性が高いので障害物にはめっぽう弱い。

電波の届きにくいところで速度を計測(11g)

電波の届きにくいところで11gの速度を計測。11aは接続できなかった。


次は中継機を利用したときの速度を検証してみた。

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