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「16歳年下彼氏」との結婚、本当に幸せになれるのか?

「16歳年下の彼氏と結婚する!」と聞いたら、あなたはどう思いますか? 「そんな若い子と結婚して大丈夫?」なんて、余計な心配もされがちです。では女性がかなり年上の場合、幸せな結婚生活を送るためのコツが何かを探っていきましょう!

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

恋愛ガイド

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あなたは何歳差までならOKですか?

年下彼氏との結婚

年齢の差と結婚して幸せになることは全くの別問題です

先日、世界的な大手マッチングサイト「マッチ・ドットコム」が25~34歳の独身男性240名を対象に、年上女性との恋愛や結婚に関する調査を実施しました。

その中で実に90%以上が「年上女性も結婚対象」という結果だったのですが、実際は何歳差までなら許容範囲なのかが女性の気になるところですね。


そのアンケートによれば、5歳差までであれば全体の37%がOKと答え、さらに10歳差までなら全体の11%となります。さて15歳以上年上でもいいと言ってくれた男性は、たったの0.8%でした。

このデータだけを見れば、アラフォー女性が20代半ばのパートナーと結ばれる確率は100人中1人という結果となります。

女性が10歳以上年上の「年の差婚」はレアなケースとなり、実際そのぐらいの姉さん女房型カップルは自分たちの周りを見渡してもポピュラーではないかも知れません。

今回、取材させていただいた、ライフコーチングとして活躍している木下ミワさん(42)の夫婦を見ていると、そもそも年の差婚と幸せな結婚生活は全くの別問題ということを感じさせてくれます。

今回はお二人から「年の差婚」へのプロセスや幸せになっていくヒントを一緒に学んでいきたいと思います。

 

年の差と幸せな結婚生活の因果関係はあるのか?

ボクが初めてミワさんとお会いしたのはもう3年前です。その時に「今、婚約している彼は16歳下なんです」という話を聞いて内心ビックリしたのを覚えています。

男性が同じような立場だと「若い奥さんをもらって羨ましいですね」なんて言われがちです。年齢を気にする傾向がある日本では、特に女性がかなり年上の場合には、それだけで多くの人が「騙されてない大丈夫?」なんて余計な心配をするものです(笑)。

この「大丈夫?」というのは、ハッキリ言ってしまえば「最終的に彼が若いと、いつか浮気して捨てられちゃうんじゃないの?」という多くの人が抱く勝手なイメージです。

でも、果たして年の差と浮気というのはどこまでの関係があるのでしょうか?同級生との結婚であっても浮気が原因で離婚なんて話はよく聞きます。それが2つ下であっても何か大きな違いはありません。

逆に男性が16歳上のケースでは、経済的に余裕がある人も多いので、数年後にはもう別の若い女性の愛人ができたなんてこともあるでしょうし、女性が他の男性を選ぶというケースもあるでしょう。

つまり年齢と結婚後の浮気は何の因果もなければ、単にそのカップルの信頼関係でしか成り立たないことがわかります。

 

運命の二人を結ぶ共通点を探る!

それでは、ミワさんが運命のパートナーである大輔さん(26)と出会ったきっかけを伺ってみました。

二人が出会ったのは、今ボクが住んでいるカナダのバンクーバーです。彼が日本の大学在学中に1年間の留学としてカナダにやってきた時でした。
 
16歳年下の彼氏

仲良しなミワさんと大輔さん夫婦です

当時のミワさんのお仕事は留学カウンセラーです。つまり関係的にはカウンセラーと生徒(お客)さんという、年齢差に加え、さらにお互いがスムーズに恋愛へ発展しにくい関係でもあったのです。

なので最初の出会いから付き合うまでに、実に1年近い時間を要しています。

前回のコラムでも書きましたが、そのように運命的に結ばれていく二人が、実際に第一印象でも「この人と結婚するのか?」と、直感的に思えたかどうかを聞いてみました。

ミワさんも「その時は全くそんな予感はなかったかも」と振り返っています。ただ第一印象は恋愛感情ではなかったけれど、彼に対してとても好感度は高かったそうです。この第一印象は結婚していくうえにおいて大事なサインと言えます。

多くの運命的なカップルの話を聞くと、さらに結ばれていく二人にとっては偶然のような小さな共通点を発見するケースが多いのです。

二人の場合は異国の地で出会ったにも関わらず、まずお互いの家がとても近かったそうです(横浜市内の同じ駅を利用、車で5分程度の距離)。日本では同じレンタルビデオ店ですれ違っていたかも知れません。そして同じ大学の同じ学部、同じ学科という先輩後輩だったのです。

皆さんも初めて出会った時に、特別に恋愛を意識する相手でないけれど、理屈抜きで一緒にいると楽しくて、安心感がある人であれば、次はその人との共通点をまず探してみることをおススメします。きっと何か二人にとってのキーワードが出てくるはずです。
 

16歳年下彼氏との恋愛が始まったきっかけは、ある「ひと言」

二人の年の差も大きいですが、カウンセラーと生徒(お客さん)という出会いから正式に付き合うまで、小さいながら運命が動く瞬間や転機があったはずなので、続いてそのプロセスを探っていきましょう。

最初にミワさんが彼への気持ちを大きく意識したのは、最初の出会いから半年後のクリスマスパーティーの時でした。その彼だけが参加するのか否か出欠がなかった時に、彼女はガッカリした気持ちになったと振り返ります。

結果的に彼も参加することになり、それを知ってとても嬉しかったそうです。これが初めて二人の運命が動き出す一歩になったような気がします。

一方の大輔さんは、実は出会って早々にミワさんを女性として意識していたそうです。でもやはり当時の関係も含め、学生である自分とキャリア女性という関係に自信も持てずに気軽に声を掛けるわけにもいかないと自制したそうです。

翌年3月に、あるひと言がきっかけで二人の関係が大きく進展していきます。ある日、ミワさんがハワイ旅行に一緒に行く予定だった友達からキャンセルされ困ったという話を聞いた時に、すかさず大輔さんは「いいなー、それならボクが一緒に行きたいです!」と思わず声をあげたそうなのです。

まだ付き合っていない、友達でもない二人でしたが、お互い「この人と一緒にハワイに行けたら楽しいだろうな~」と直感的に感じ、周囲には内緒にしつつも二人だけのハワイ旅行が決まったのでした。

そのひと言がきっかけで、そこから急速に二人の運命は動き始めます。自分より年上だとは思っていましたが、その時点で、まだ大輔さんはミワさんの年齢なんて知りません。ただ、その旅行に一緒に行くことをきっかけに距離がぐっと近くなり、その後、間もなくして二人の付き合いが始まっていきます。

そんな恋愛から結婚へと向かっていくプロセスを、もう一人の当事者であるパートナーの大輔さんの話から、彼女の実年齢を知った時の本音、結婚への決め手、結婚後の気持ちの変化などを交えながらお届けしますので、次回更新をどうぞお楽しみに!

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