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江戸料理『八百善』など、鎌倉の金沢街道エリアの魅力

報国寺(竹寺)が人気の、鎌倉の金沢街道エリア。多くの観光客は、竹寺だけを見て帰ってしまいますが、丹念に見て歩けば、竹寺以外にも多くの見所がある、とても魅力のあるエリアです。今回の記事では、昭和初期に建てられた洋館建築や、創業300年をむかえる江戸料理の名店『八百善』など、金沢街道エリアの魅力的なスポット・お店を紹介していきたいと思います。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

魅力いっぱいの、鎌倉の金沢街道エリア

報国寺の竹の庭

報国寺の竹の庭

報国寺(竹寺)が人気の、鎌倉の金沢街道エリア。

多くの観光客は、竹寺だけを見て帰ってしまいますが、丹念に見て歩けば、竹寺以外にも多くの見所がある、とても魅力のあるエリアです。

今回の記事では、昭和初期に建てられた洋館建築や、創業300年をむかえる江戸料理の名店『八百善』など、金沢街道エリアの魅力的なスポット・お店を紹介していきたいと思います。

金沢街道エリアの観光スポットのうち、報国寺・浄妙寺についてはすでに他の記事で紹介しているので、ご参照ください。

報国寺の紹介 → http://allabout.co.jp/gm/gc/438280/3/

浄妙寺の紹介 → http://allabout.co.jp/gm/gc/447157/4/

昭和初期の洋館建築 旧華頂宮邸

鎌倉では、山と山に囲まれた谷間のことを「谷戸(やと)」といいますが、報国寺のある谷戸は、絵師の宅間氏の一族が住んだことから、「宅間ヶ谷(たくまがやつ)」と呼ばれています。

報国寺の門前を通り過ぎ、「宅間ヶ谷」を奥へと進んで行くと、左手に大きなお屋敷、旧華頂宮(かちょうのみや)邸が見えてきます。

旧華頂宮邸

旧華頂宮邸


旧華頂宮邸は、皇族から臣籍降下した華頂博信侯爵の邸宅として、1929(昭和4)年に建築された、ハーフティンバー様式の洋館建築。

鎌倉で洋館建築といえば、「鎌倉文学館」として公開されている旧前田侯爵家の別邸が有名ですが、旧華頂宮邸は、これに次ぐ規模を誇ります。

旧華頂宮邸undefined近影

旧華頂宮邸 近影


広々としたフランス式庭園は、常時、公開されており、バラの咲く頃は、とてもはなやぎます。

また、春・秋、年2回、建物内部も公開され、当時の上流階級の生活の一端を垣間見ることができます。

<DATA>
■旧華頂宮邸
住所:鎌倉市浄明寺二丁目
TEL:0467-61-3477(鎌倉市役所まちづくり景観部都市景観課)
入園料:無料
休園日:月曜日・火曜日(祝祭日の場合は開園とし、次の平日を休園)、年末年始
公開時間: 4月~9月:10:00~16:00 / 10月~3月:10:00~15:00
建物内部特別公開日程など → http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/keikan/k-index1.html

巡礼古道

報国寺から旧華頂宮邸に向かう途中、家と家の間のほんの狭い小道の角に、「巡礼古道」の入口を示す札が取り付けられています。

「巡礼古道」とは、板東三十三観音霊場めぐりの第一番札所・杉本観音(鎌倉市)から、第二番札所・岩殿観音(逗子市)へと向かう巡礼道。住宅地のすぐ裏山に、このような歴史ある道が残っているのも鎌倉ならでは。

巡礼古道の石仏

巡礼古道の石仏


鎌倉と逗子にまたがる「ハイランド」住宅地の造成により寸断されてしまったものの、道端にたたずむ石仏や庚申塔など、昔の旅人が歩いた道の面影が比較的よく保存されています。

<DATA>
■板東三十三観音公式サイト → http://www.bandou.gr.jp/

■巡礼古道 参考URL → http://www.izumi-loc.com/kamakura/junreikodo/index.html

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