高齢者賃貸マンション/高齢者向け賃貸マンションを選ぶポイント

住み替えはいつ決める?サービス付き高齢者向け住宅

高齢になった時、サービス付き高齢者向け住宅などに住み替える必要がある場合もあるでしょう。それでは、どの様な時に住み替えを考えるのでしょうか?検討はいつからした方が良いのでしょうか?事前にすべきこと、今からやっておいた方が良い事を含めて考えてみましょう。

小木野 貴光

執筆者:小木野 貴光

高齢者向け住宅ガイド

住み変えはいつから考える?

住み替えはいつから考える?


近年では、高齢になるとサービス付き高齢者向け住宅などに住み替える事が選択肢の一つになっています。人はどの様な時に、高齢者向けの住まいに住み替えを考えるのでしょうか?検討はいつからした方が良いのでしょうか?

サービス付き高齢者向け住宅に、住み替える方は、大きく2通りの方に分けられます。

  1. 自立の方
  2. 要介護の方

「自立の方」というのは、日常生活のほとんどを自身で行える方の事です。「要介護の方」は入浴や食事などを介護や介助をして貰い、生活する必要がある方の事です。自立の方と要介護の方では、住み替える理由も状況も大きく異なります。

自立の方の住み替え

元気な高齢者が住み替える理由としては、老後の楽しみと不安の解消です。サービス付き高齢者向け住宅では、食事や掃除などの生活支援を提供している住まいが多く、老後を家事から解放されゆったりと生活する為に入居を考えます。また、更に年を重ね、介護が必要な状況になった時に安心できる、不安の解消が理由のひとつです。

  • 自分で選択、家族と選択
自立の方の場合は、家族からの勧めもありますが、自分自身で入居を決める方もいます。住み替える住まいを選ぶのは、入居者本人が選択する場合と、家族が決める場合、相談して決める場合があります。

要介護の方の住み替え

介護が必要な方の住み替えは、本人と共に家族にも理由がある場合が多くなります。メディアなどでも、昨今取り上げられていて、耳にしている方も多いと思いますが、家族で介護を長く続けるのは、非常に負担がかかります。その為、家族が親や連れ合いをサービス付き高齢者向け住宅など、介護を提供している住まいに預け、介護をして貰う場合です。

  • 家族が選択
介護が必要な方の場合、自分自身で住み替える場所を探す事が出来る状態では無い場合が多く、家族が探し、どの住まいに住み替えるか選択をします。また、状況が切迫している事が多く、時間をかけて探すのが難しくなります。

今からやって置くべき事

介護をして貰えるサービス付き高齢者向け住宅をいきなり探そうとしても、困難です。今からやって置くべき高齢者の住まい探しの方法と、介護の触れ方を紹介します。

  • 自立の高齢者の方
多くのサービス付き高齢者向け住宅では、体験入居を受け入れています。自立の高齢者の方は、この体験入居をお勧めします。出来れば複数を体験し、見比べると良いでしょう。

  • 家族の方、介護なんてまだ先で想像がつかない方
親や連れ合いの介護は、急にやってきます。そこで今から、介護の事と高齢者の住まいの事を知っておく事で心の準備が出来ます。ほとんどのサービス付き高齢者向け住宅では見学を受け入れていますから、社会勉強のつもりで訪ねて行って見てください。気恥ずかしい方は、知り合いが住んでいるサービス付き高齢者向け住宅に訪ねるとどんな処かイメージが出来ます。もちろん一つよりは二つ、二つより三つと複数尋ねるとより良いです。

最後に

介護とは、人の体にふれ、プライバシーや個人の尊厳を大切している行為です。見学や体験入居に行ったからと言って、入浴などデリケートな介護・介助を見られる訳では有りません。ただし、入浴前後の入居者さんの顔色をみる事で、雰囲気は感じられます。その雰囲気が入居を決める場合の大切な拠り所となります。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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