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アップル3つの新商品・サービスで確認すべきことは?

日本時間の9月10日午前2時から、アップルの製品発表会が行われました。iPhone後継機、決済サービス、そして腕時計型端末の発表という、大きく3つのパートに分かれていました(締めはU2のライブ)。この記事では、それぞれの概要と、現実的に私たちが確認すべきことを紹介します。

島田 祥輔

執筆者:島田 祥輔

インターネットサービスガイド

Wish we could say more.

アップルは製品発表会を開くとき、メディアに招待状を送ります。そして、招待状に新商品をイメージさせる一言を添えるのが恒例となっています。今回の一言は「Wish we could say more」。意味は「もっと多くのことをお話ししたいのですが」。時期的にはiPhoneの後継機が発表されるのは間違いないのですが、プラスして何か新しいものを発表するのでは、という噂がありました。

その噂どおり、iPhone後継機以外にも、新決済サービスと腕時計型端末も発表されました。それぞれの特徴と注意点を簡潔にまとめました。


iPhone 6とiPhone 6 Plus

●概要
最大の変化は、iPhone 5sは4インチだった画面が、iPhone 6は4.7インチ、iPhone 6 Plusは5.5インチと、画面サイズが大きくなりました。代わりに薄くなっており、iPod touchのような印象を持ちます。バッテリー性能やカメラ性能も向上し、iPhone 6 Plusのカメラでは光学手ブレ補正が利用できます。予約は9月12日から始まっており、発売は9月19日です。
大画面化に伴い、ホーム画面に配置できるアイコンは6行に増えそうです。またiPhone 6 PlusではiPadのようにホーム画面を横画面で表示できる

大画面化に伴い、ホーム画面に配置できるアイコンは6行に増えそうです。またiPhone 6 PlusではiPadのようにホーム画面を横画面で表示できる

●注意点
2年契約の関係など、すぐに購入しなければいけない人以外は、一度実機を触ってみましょう。特にiPhone 6 Plusは片手での操作がかなり難しそうです(「reachability」という、ホームボタンのダブルタップで画面全体を下にずらすことは可能ですが)。画面サイズと操作感のバランスを考えて、iPhone 6とiPhone 6 Plusのどちらにするかを考えましょう。どうしても馴染めないようであれば、型落ちとなるiPhone 5sを視野に入れてもよいのかもしれません。


Apple Pay

●概要
iPhoneの指紋認証とクレジットカードを紐付けることで、店頭での買い物をスムーズに済ませることができます。日本の「おサイフケータイ」や、ドコモのDCMXに近いものです。また、このときの決済情報は膨大なビッグデータとして非常に価値の高いものになるはずですが、アップルは取引情報を一切記録しないとして、安心感をアピールしています。
http://www.apple.com/apple-pay/より。後述するApple Watchでも利用できる

http://www.apple.com/apple-pay/より。後述するApple Watchでも利用できる

●注意点
まずはアメリカからのサービス開始となり、日本での展開は不明です。利用できるクレジットカード会社にはアメリカンエクスプレス、マスターカード、Visaがあり、利用できるチェーン店にはマクドナルドやサブウェイなど、日本でも馴染みのあるものがあるので、日本進出はアメリカでの成功によるのかもしれません。

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