子育て/育児ストレス解消法

手を抜けないママたちへ ~家事を可視化してみよう~(2ページ目)

たいしたことは何もしていないのに、なぜかいつもクタクタで、あっという間に1週間が終わってしまう。どうして私はこんなに要領が悪いんだろう……。洗濯物の山を前に、そんなふうに思ってしまうことはありませんか。やろうと思えばキリがない家事。日々の作業をリストアップ&図式化して、「効率化」「ワークシェア」を進めるきっかけにしてみましょう。

福田 由紀子

執筆者:福田 由紀子

臨床心理士/メンタルケア・子育てガイド

これから家事を可視化していく作業をします。

コツは、厳密にやらないことです。 「おおまか」「だいたい」がポイントです。

作業1:家事のリストをつくる

 1.   日常的にやっている家事の(内容)を、思いつくだけ書き出します。(10~20個)
※ 子どもの年齢によって「授乳」「公園で遊ぶ」「宿題をみる」などが入るかもしれません。
※ 炊事は朝昼晩に分けるなど、時間のかかる作業は分けて書き出しましょう。

 2.   それぞれの家事について、1週間に家庭内で行われている日数(頻度)を記入します。
※ たとえば「夕食作り」の場合、週に1回程度外食するおうちなら、頻度は「6」になります。
※ 月1回位の場合は「0.25」でも「0.2」でも、気持ちがしっくりくる方でOK。

 3.  それぞれの家事について、自分が担っている割合(担当%)を記入します。
※ 夫とだいたい等分しているなら50%になります。

 4.  (頻度)と(担当%)をかけた数字(時間)を記入します。
※ 実際に費やしている時間ではなく、単純にかけ算してください。

 5.  (時間)が多い順に番号(順位)を記入していきます。
家事リスト

       日常的に行われている家事を表にしてみよう

家族で分担しているつもりだったけど、そうでもなかったわ、と思われた方も多いかもしれませんね。

さて、ここまでは、1回10分で済む家事から1時間かかるものまで、すべて同じように扱ってきました。次の作業では、それに「気持ちの負担度」をプラスしていきます。

作業2:視覚的に整理する

家事を図式化して可視化

    気持ちの負担度をプラスして、家事を図式化してみよう


 6.  紙に大きめの四角形を描き、4分割します。

 7.  作業1で出した(順位)の1番から順に、それぞれの家事を上から配置していきます。
      その際、気持ちの負担が大きいものは右側に、そうでもないものは左側に配置します。

いかがでしょうか。日々の作業が可視化されるだけで、気持ちがスッキリした方も多いのではないでしょうか。

>> 次のページでは、ABCD各エリアの特徴と対策について解説します。
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