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似たタイプ、違うタイプ……恋愛で相性が良いのはどっち?

自分と似た人に惹かれる。自分に無いものを持った人に惹かれる。どちらもあり得ることです。似たタイプと違うタイプ。恋愛ではどちらと付き合ったら相性が良く、うまくいくのでしょうか? 是非参考にしてくださいね。

執筆者:藤嶋 ひじり

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恋愛で相性が良いのは似たタイプ? 違うタイプ?

恋愛で相性が良いのはどんな人?

恋愛は、男女の違い、タイプの違い、いろいろな違いを知るチャンス

似たタイプと違うタイプ。恋愛や結婚をするには、どちらが良いのでしょう?

心理学では、趣味や思考が似た者同士のことを「類似性」と言います。違うタイプの関係のことを「相補性」と言います。補完関係にあるという意味です。類似性は長続きしない、相補性は喧嘩が絶えないので疲れるなど、いろいろな説があるようです。
   

類似性、相補性それぞれのメリット・デメリットは?

それぞれのメリット、デメリットについて考えてみましょう。まず、似た者同士がつき合う場合はどうでしょう?

類似性のメリット:
理解しやすく共感度が高い。関係が築きやすく、お互いに早く慣れる。トラブルも少なく穏やかに過ごせる。

類似性のデメリット:
似ているために互いの短所を指摘する機会が少なく、自分に向き合う機会を逃し、成長しにくい可能性がある。相乗効果で短所が増幅されることも。マンネリになりがちで飽きやすい。


違うタイプの場合はどうでしょう?

相補性のメリット:
自分に無いものを持つために強く惹かれ合う。違う視点や思考を学べるため視野が広がり大きく成長できる。補い合うことで、それぞれの承認欲求が満たされる。

相補性のデメリット:
相手の欠点が目に付き、つい指摘してしまう。相手を大切にしたり尊重したりできなくなると、理解しにくい分、心の距離感を感じる。


相補性のほうがチャレンジ精神が必要かもしれませんが、それぞれに、善し悪しがあるので、どちらか一方だけが良いとは、私は断定できません。

人と人の出会いには、必ず意味があります。少なくとも、私はそう感じます。そして、どんな関係にも「良さ」と「学び」があると思うのです。
 

似ていたほうがいいのはどんなところ?

ファッションにお金をかけたい、旅行にお金をかけたい。金銭感覚が違うことは結婚生活にはかなりのダメージ

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何もかも似ている人も、何もかもが違う人もいませんよね。では、似ているほうがいいこと、違っても大丈夫なことは、どんなところでしょうか。

*似ているほうがいいところ
 
  • 価値観(金銭感覚・食生活・働き方など)
  • モラル(道徳観・倫理観など、人生や社会に対する考え)
  • 好きなことと嫌いなこと
現段階で、著者が考えるのはこの3点。それぞれ関連していますよね。最初から同じであるということはあり得ませんが、この3点が、似ている、共感できる、もしくは許容範囲であることは重要です。

特に、社会規範、自己規範といったモラルの違いについては、恋に落ちた当初は気づきにくく、関係を築いていくなかで、後にわかることが多いものです。それでいて、人としての在り方に大きく関わってくるため、カップルの心のひずみになりやすいのです。

例えば、「電車でお年寄りに席を譲らないこと」「会社の備品を私物化すること」。どのくらい悪いことだと感じますか? 恋人同士で似ていますか? こういった罪悪感や、アクシデント時の責任の所在について、感覚的にズレが大きいと、お互いを尊重するのは難しくなります。

また、好きなこと、「楽しい!」と感じること、笑いのツボ。逆に、嫌だなと感じること。それをシェアして共感できることは重要です。そして、そういった快と不快の感覚にズレがあると、価値観やモラルの問題にも影響してくるはずです。
 

違いを認め尊重し合えると互いに成長し強い絆を築ける

好きだからこそ「違い」を受け入れられる。そして違うからこそ、ありがたい存在なのです

好きだからこそ「違い」を受け入れられる。そして違うからこそ、ありがたい存在なのです

では、真逆ほど違っても大丈夫なのは、どんなところでしょうか。

*違ってもいいところ
 
  • 性格
  • 思考(重要なモラルに関するもの以外)
  • 趣味
  • 年齢
  • 表現方法

以前の記事【「性格が悪い女はモテない」の「性格」は変えられる?】でも、「100人いれば100通り」と書きましたが、「性格」が一致することなどあり得ないと私は考えます。

そして、互いの違うところを認め合うことで、人は成長できるものです。

また、考え方が違うということは、例えば、カップルに悩みがあるときに別のアイデアを提案できるということ。趣味が似ていれば楽しいけれど、違ったとしても「認める」ことができれば充分ですし、一緒に始めてもいいわけですよね。

表現方法とは、例えば、愛情表現。「愛してる」と照れずに言える人もいれば、心から愛していても相手に言葉で表現するのが苦手な人もいます。その違いを認め合えないと、諍いになりがちです。

年齢については、自身の経験も踏まえて、実年齢より「精神年齢」を重視したほうがいいと思います。年上でも幼稚な人はいますし、年下でもしっかりしている人もいます。


いかがでしたか? シンプルに言うと、「生きる目的や目標」「人としての在り方」さえ似ていれば、「タイプ」は似ていても違っていても、どちらでもOKではないか、ということです。

どんな関係であれ、「違いを認め尊重し協力し合う」ということは、生きていくうえで重要な学びなのではないでしょうか。そして、それを乗り越えたカップルは、強い絆で結ばれ、互いに満たされるはずですよ。

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