レディースファッション/定番アイテムの着こなし・選び方

60年代エレガンスに虜!グレース・ケリーの着こなし

ニコール・キッドマン主演の映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が公開されます。おしゃれ好きにとっては当時のロイヤルファッションも大きな見どころ。60年代ルックが見直され、私たちにも着こなしの参考にできそうなポイントがいっぱいです。今回は、衣装デザイナーを務めたジジ・ルパージュ氏が描いたイラストと映画のルックを見比べながら、着こなしを解説していきます!

宮田 理江

執筆者:宮田 理江

レディースファッションガイド

ニコール・キッドマン主演映画『グレース・オブ・モナコ』の美スタイル


(C)2014 STONE ANGELS SAS

(C)2014 STONE ANGELS SAS




圧倒的な美貌を誇る女優ニコール・キッドマン主演の映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』が10月18日に公開されます。1950年代を代表する女優だったグレース・ケリー(1929~82年)のモナコ公妃時代のエピソードを描いた作品です。ストーリーはもちろん興味深いのですが、おしゃれ好きにとっては当時のグレースを彷彿させるニコールのロイヤルファッションも大きな見どころ。60年代ルックが見直され、エレガントな着こなしもバリエーションが広がる中、格好のお手本となりそうな映画です。

【CONTENTS】
Page 1:◆『グレース・オブ・モナコ』の美スタイル
Page 2:◆華麗なる60年代ファッションに注目
Page 3:◆肌を隠しつつも華やかに
Page 4:◆可憐なプリントを優雅に着こなす
Page 5:◆ヴィヴィッドカラーを上品に操る

(C)2014 STONE ANGELS SAS

(C)2014 STONE ANGELS SAS




舞台は1962年のモナコ。グレースは公妃に迎えられて既に6年となっていましたが、ハリウッドの映画界とは全く別世界のモナコ宮廷で居場所が見付からない気持ちになっていました。ハリウッドからは復帰の誘いもあり、さらに心が揺れます。一方、モナコは国として歴史的な危機を迎えていました。フランスが高圧的な態度を強め、厳しい課税か、屈辱的なフランス領化を迫って、追い詰められたモナコは下手をすれば国が消えてしまう状況に。政治への口出しを禁じられてきたグレースですが、この窮地を見て立ち上がり、彼女にしかできない大逆転の計画を実行に移します。外交の素人だったグレースがフランス大統領たち各国の要人を招いて仕掛けた大パーティーで、彼女は運命のスピーチに臨みます。

次のページでは、華麗なる60年代ファッションに注目!

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