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太る?太らない?見逃していたゼロカロリーの落とし穴

「ゼロカロリーなら太らないし安心!」そう思っていませんか? 実は、ゼロカロリー・カロリーオフにも落とし穴があるのです。

鈴木 絢子

執筆者:鈴木 絢子

美容サプリメント・美肌作りガイド

暑さで肌の露出も多くなるこの時期。自然とダイエットモードになっていませんか? 例えば、“ゼロカロリー”とそうではない飲み物があったら、ゼロカロリーの方に手が伸びることも少なくないでしょう。

しかし、実際のところ『ゼロカロリー=痩せる』という考え方は正しいのでしょうか。ゼロカロリーの是非については、色々と物議を醸していますが、今回はその真相に迫ってみたいと思います。
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「ゼロカロリーなら大丈夫」は本当?



カロリーゼロ・ノンカロリーとは?

ゼロと聞くと、0%と捉えてしまいそうですが、実は限りなくゼロに近い数字ならOKと、意外とあまい基準のもとに成り立っています。具体的には栄養表示基準により、下記の内容に当てはまれば、ノンカロリーやカロリーゼロといった表記が可能なのです。

・100ml(g)あたり5kcal未満
・糖分100g(ml)あたり0.5g未満


カロリーオフとは?

一方、カロリーオフ、または「カロリー控えめ」「●●ライト」「●●ダイエット」などの表記については、次のような場合に使用されています。

• 100mlあたり20kcal未満
• 100gあたり40kcal未満
• 糖分100g(ml)あたり2.5g未満


カロリーゼロ・カロリーオフの落とし穴

夏場であれば特に、500mlのペットボトル1本などすぐに飲み終えてしまうもの。すると、100mlあたり20kcal弱のを500ml飲んだ場合、約100kcalを一気に摂ってしまうことになります。せっかくダイエットを目的に、お菓子や高カロリーな食事を控えていても、これでは全く意味がありません。同じく、カロリーゼロやカロリーオフの商品も、少なからず完全なゼロではない場合もあることを念頭に、気を付けて摂るようにしましょう。
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知らないうちにカロリー過多に!


また、「甘いけれど太らない」が売り文句のカロリーゼロ・カロリーオフ商品は、人工甘味料を使用しているケースがほとんどです。この人工甘味料ですが、世界中で1万品以上ともいわれる程、多くの商品に使われています。

日本でも厚生労働省が1983年に食品添加物として認可されて以降、カフェや飲食店をはじめ、様々なところで目にするようになりました。しかし、これは食品添加物。砂糖ではないからと摂りすぎると、様々な現代病を引き起こす原因にもなりかねないとも言われています。

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