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瀬山亜津咲に聞く、ゴールド・シアター最新作(5ページ目)

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の瀬山亜津咲さんが、この夏さいたまゴールド・シアターに振付、新作を発表! 昨年好評を博したワーク・イ ン・プログレスに続き、今回は満を持しての本公演を開催します。ここでは、公演に先駆け瀬山さんにインタビュー。創作法やゴールド・シアターへの想いについてお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


衣裳や舞台美術はどのようなものを構想されていますか?

瀬山>前回は普段の稽古着でしたが、今回もそのままで行こうと考えています。膝がちょっと危ないからとニーパッドを付けていたりする、そういうのもカッコイイなと思って。舞台セットも基本的にナシでやるつもりです。彼らの場合そのままの姿で絶対にできるし、特別な装置もいらないと思う。いろいろ考えてみましたが、何もない方がより彼らが浮き上がる気がします。

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クリエイションの模様


瀬山さんが普段行っているワークショップと、
ゴールド・シアターのワークショップの違いとは?

瀬山>日本のほかイギリスやニューヨークなどいろいろな場所でワークショップをしていますが、もちろん通常のワークショップはダンサーが対象なので、若いひとたちが多いですね。私はもう年齢的に若いひとたちに与えていかなきゃいけない時期に入ってきてる。ピナとの大切な時間で得たものを自分の中に取っておかないで、若いひとにどんどん与えていく。与えることによって、また自分が進化していくことを目標にしています。

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クリエイションの模様


日本でもワークショップをやることがありますが、ゴールド・シアターとのクリエイションは私にとって特別ですね。質問に対する答えにしても、日本人ってどうしてもそれが正しいか正しくないかを考えて引き気味になってしまうけど、彼らはまずやってしまう。躊躇する部分が全然なくて、間違っても間違わなくてもやってしまう。そこは本当に学ぶべきだと思うし、日本人にとって大事なことだと思います。

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2012年ワークショップ(C)宮川舞子



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