藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

「聞き上手」の特徴・ポイントとは? 思わず話してしまう!

今回は、「聞き上手」の特徴をご紹介いたします。1,500人以上にインタビューしてきて、相手の方から「君には、ついつい話し込んでしまう」「気持ちよく聞いてもらえて、楽しかった!」と言ってもらってきたインタビュアーとしての手法です。

執筆者:藤嶋 ひじり

  • Comment Page Icon

「聞き上手」の特徴・ポイントとは?

「聞き上手」の特徴

オウム返しなど、不自然な「聞いていますアピール」より、しっかり目を見て笑顔でいるほうが、自然で温かいはず

以前の記事、「第一印象を決めるには『聞き上手』で会話美人!」では、初対面に限ったポイントをお伝えしました。今回は、その続きです。「よくある勘違いポイント」を含めて、聞き上手のコツをお伝えしたいと思います。

実践でお教えしたいところですが、文章で伝えられる範囲で、お伝えしたいと思います。
   

「カウンセリング」と「聞き上手」は違います

聞き上手のコツとして「相手の言葉のオウム返し」「ミラーリング(相手と同じ姿勢やしぐさをする)」という手法がよく挙げられます。でも、以前にもお伝えしましたが、私はお勧めしません。これは、一般的なカウンセリングのテクニックです。

過去に体験取材で、このようなカウンセリングを受けたとき、なんだかバカにされているような嫌な気分になったので、自分がカウンセリングするときにも、私は、この手法は使いません。

「声のトーン(声量も)」と「テンポ」は合わせます。また、「表情」も自然な範囲で話題に合わせます。

大きくて元気な声は、大勢のなかではいいとして、二人きりなど少人数で話すシチュエーションではお勧めできません。とはいえ、あまり声が小さくても、おどおどした印象を与えるので、そこはバランスです。

相手のテンポが掴めない間は、心持ちゆっくりめに話しましょう。「自分の話を受け取ってもらえる」という安心感を持ってもらいやすいはずです。
 

強引な「共感」の相槌はNG

サバサバ系の女子は、移動中などの会話で、姉御キャラを取り払った等身大の自分を見せるのがポイント

サバサバ系の女子は、移動中などの会話で、姉御キャラを取り払った等身大の自分を見せるのがポイント

  • 「はいはいはいはい」
  • 「なるほどねー」

といった軽い相槌はNGです。「ノリの良さ」「元気さ」をアピールしたいのなら別ですが、女性として好印象を持ってもらうには少し控えめに。話を遮っての相槌はもってのほか。
 
  • 「へぇ~ そうなんだ?」
  • 「それは、すごいね!」
  • 「なるほど、勉強になります!」

といった、「感心」や「受容」の相槌を打ちましょう。

また、「お気持ちはわかります」といった「わかったふり」は、深刻な話題ではNGです。聞き上手になるには「共感」が大切ですが、悩みや深刻な話題では「それは大変でしたね」「想像もできないなぁ」といった、客観的な相槌を打ちましょう。謙虚さのある共感のほうが好印象です。
 

相手の表情や姿勢をチェック

興味のある話題になると、人は瞳をキラキラさせたり、姿勢が前のめりになる傾向にあります。乗り気ではない話題のときには、背もたれにしっかりもたれた状態になり、目は細くなりがちです。

それをチェックして、彼がどんな話題が好きなのかを見抜くことも重要です。乗ってきてくれないからと、一生懸命、解説するのは押しつけになりがちなので気をつけて。少し話題を変えてみましょう。
 

日ごろからアンテナを張っておく

座る場所が隣り合わせのほうが、会話が弾むこともあります

座る場所が隣り合わせのほうが、会話が弾むこともあります

聞き上手には「共感力」が必要と言われます。しっかり相手の目を見て、話を聞くのはもちろん、日ごろから体感覚を磨く必要もあります。そして、ニュースなど時事ネタをチェックし、アンテナを張っておく必要があります。

知らなければ上辺だけの曖昧な受け答えになり、話を弾ませることができないからです。

例えば、著名人のインタビューに於いては、その方の実績や公式ブログなどをしっかりチェックします。本職以外に何らかの活動をしておられるとわかった場合は、情報収集は、その分野にも及びます。あくまでも「質問」のための情報収集であり、同等に盛り上がるには、さらなる詳しい情報が必要です。

彼の興味ある話題について調べておき反応できれば、彼も喜ぶはずです。

ただし、彼の一番の得意分野や仕事については、彼を越えるほどの情報を集めようとがんばる必要はありません。彼に「教わる」という姿勢があったほうが、彼も喜んで教えてくれるはずです。
 

ポイントは「興味」と「感心」……少し褒めつつ質問を

大自然のなかというシチュエーションは、「素」の自分をさらけ出しやすいので、子ども時代の話も盛り上がるはず

大自然のなかというシチュエーションは、「素」の自分をさらけ出しやすいので、子ども時代の話も盛り上がるはず

ちょっぴり大げさ目に褒めつつ、興味を持って質問をすると、人は思わず話したくなります。
 
  • 「わぁ、そうなんですか!」
  • 「それはすごいなぁ!」
  • 「えー、そんなことがあったんですね!」

と、感心しながら褒めましょう。
そのうえで、話題に興味を持って質問します。
 
  • 「よく知らないので、○○について、もう詳しく教えて」
  • 「その○○って、○○のことでしたっけ?」
など、会話の一部を引用しつつ質問してみましょう。


前回、初対面ではプライベートな話は禁物と書きましたが、デートに持ち込めた場合は別です。
 
  • 「出身地はどんなところなんですか?」
  • 「小さいころ習い事してた?」
  • 「中学と高校の部活は?」
  • 「小学校で何の係だった?」

など、子どものころについて質問してみるといいでしょう。「係」や「委員」は盛り上がりますよ。年収や学歴についての質問は、やはりNGです。

興味と感心を持ちつつ質問をしていけば、彼も、自分に興味を持ってもらえることに喜びを感じますし、話は盛り上がります。会話のテンポやノリ、笑いや感動(感心)のツボなどが合えば、きっと相性がいい人のはずです。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます