紅茶/アフタヌーンティー

"WA" お重スタイルのアフタヌーンティー

【東京・港区】ホテル インターコンチネンタル 東京ベイの新しいアフタヌーンティーとして、"WA" お重スタイルアフタヌーンティーが仲間入り。同じラウンジで2種類のスタイルから選ぶことが可能に。

桑原 珠玉

執筆者:桑原 珠玉

紅茶ガイド

拡大するお重スタイルアフタヌーンティー

東京のホテルで拡大中なのが、お重スタイルのアフタヌーンティー。日本らしいこの提供形式は、アフタヌーンティーの新しいスタイルとして、確立したといっても決して言い過ぎではありません。

“WA”お重スタイルのアフタヌーンティー。 このメニューは、ニューヨークラウンジ利用の外国人増加により、日本の文化を感じてもらえるような商品を作りたいということも背景にあったとか。“WA”というのは、日本を意味する「和」ということばと、外国人が驚いた際に使う「WOW 」から、“WA”というネーミングを付けたそうです

“WA”お重スタイルのアフタヌーンティー。 このメニューは、ニューヨークラウンジ利用の外国人増加により、日本の文化を感じてもらえるような商品を作りたいということも背景にあったとか。“WA”というのは、日本を意味する「和」ということばと、外国人が驚いた際に使う「WOW 」から、“WA”というネーミングを付けたそうです


今回ご紹介するアフタヌーンティーも、またお重スタイル。ホテル インターコンチネンタル 東京ベイでは、すでにティースタンドを使ってアフタヌーンティーを提供していますが、新たに重箱スタイルのアフタヌーンティーも仲間入り。

同ホテル ニューヨークラウンジにある2種類のアフタヌーンティー。ひとつはイギリス式のティースタンドで、もう一つが、お重で。同じ場所で二つの提供形式です。

今回はホテル インターコンチネンタル 東京ベイの“WA”お重スタイルのアフタヌーンティー、ティースタンドスタイルと異なる内容を中心にご紹介します。

7月16日からのサマーアフタヌーンティーはこの一品からスタート

7月16日からのサマーアフタヌーンティーはこの一品からスタート


同ホテル ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは、ファーストディッシュから始まります。7月16日にスタートした新メニュー「サマーアフタヌーンティー」では、ガスパチョ。新鮮なトマトが器となり、フレッシュ感、酸味と塩味が心地よい。ガラスの器と砕いた氷が敷き詰められ、見た目にも涼を感じます。

重箱は日本の伝統的な柄である市松模様

重箱は日本の伝統的な柄である市松模様

ファーストディッシュにつづく「サマーアフタヌーンティー」の内容は次のようになっています。
一の重
  • ポンデケージョのミニバーガー(生ハムときゅうり)
  • クリームチーズととびこのカナッペ
  • ミニタルトレット(ツナとパプリカのマリネとゴーヤチップス)
  • 牛肉とアボカドのカリフォルニアSUSHIロール

お重スタイルのアフタヌーンティーは3段。一の重は、アメリカで生まれたといわれるカリフォルニアロールをはじめ、ポンデケージョのミニバーガーなどが、重箱に美しく収められています。「イギリス伝統のアフタヌーンティーというときゅうりのサンドウィッチ。だから、きゅうりは必ず使用するようにしている」と、一の重のメニューを考案する今関シェフ。ポンデケージョというのは、チーズを練り込んだパンのこと。モチモチした食感とチーズの風味が特徴ですが、これを和風にアレンジ。チーズの分量を減らし水切りした豆腐を使い、さらにモチモチ感を出すのに白玉粉を使っているとか。チーズの風味を持ちつつ、弾力性と味を生んでいる。ミニサイズなのが残念なくらい、もっと食べたいという気持ちにさせられます。そのパンに、きゅうりと生ハムをサンド。

 
二の重
  • スコーン(プレーン、黒豆きな粉、ブルーベリーチーズ)
  • イチゴジャム、クロテッドクリーム、オレンジと練乳のジャム
スコーンは、3種類。和を意識したテイストも含まれます。定番のプレーン、黒豆きな粉、ブルーベリーチーズ。
たいていは抜型が用いられることが多いスコーンですが、黒豆ときな粉を用いて和が表現されたスコーンは、おだんごのように丸めて成形。これも和を意識してのこと。きな粉の風味が効いていて、きな粉は和菓子だけのものではないことが実感できます。イチゴジャム、クロテッドクリーム、オレンジと練乳のジャムはホテルオリジナル。


三の重 
  • 桃のゼリーとコンポート
  • ミニパフェ(マンゴーとパイナップル)
  • 紅白最中
  • 抹茶ロール

“WA”のアフタヌーンティーのみに入るのが、抹茶ロールと紅白最中。紅白最中は、まるでマカロンのようで形状がかわいらしい。なかには餡と白玉入り。やっぱり和菓子であることがユニーク。

抹茶ロールは甘さ控えめで抹茶の苦みをやんわり生かした大人テイスト。さらに、夏らしくジェラートが盛り付けられた ミニパフェや、桃のゼリーとコンポートも入り、少しずつたくさん食べたい欲求に見事に応えてくれています。


工芸茶の美しさもわかるようにと、ガラスのティーポットが使われています

工芸茶の美しさもわかるようにと、ガラスのティーポットが使われています


ドリンクは、ラウンジでアフタヌーンティーメニューとして選択可能な紅茶5種類、ハーブティー4種類、コーヒー4種類など20種類以上ものリストから一つをチョイス。
“WA”スタイルには、緑茶やほうじ茶、あるいは中国茶のような、渋みを抑えたものもよく合うし、もちろん紅茶を選んでも良く、ダージリンはカリフォルニアSUSHIロールとも相性が良い。

ラウンジのドリンクカウンターにはこんなにたくさんの南部鉄器が並びます

ラウンジのドリンクカウンターにはこんなにたくさんの南部鉄器が並びます


お茶の種類によりティーポットは違うものが使われます。緑茶やほうじ茶を選ぶとカラーコーティングした南部鉄器、中国茶を選ぶとガラスのティーポット、紅茶を選ぶと陶磁器のティーポットで出されます。食器とお料理の調和もまた魅力です。

【店舗情報】
ホテル インターコンチネンタルホテル 東京ベイ
ニューヨークラウンジ

東京都港区海岸1-16-2
Tel: 03-5404-7895 (直通)
アフタヌーンティー11:00~22:00 (ラストオーダー20:00)
一名様 平日3333円、土日祝 3833円 (税込、 サービス料10%別途要)

■関連リンク
インターコンチネンタル 東京ベイ アフタヌーンティー

ホテル インターコンチネンタルホテル 東京ベイ ニューヨークラウンジ



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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