オートキャンプ/オートキャンプのレクリエーション、楽しみ方

キャンプ場で仕事!?ノマドワークキャンパーのすすめ

最近のキャンプ場はWi-Fi完備のところも増えてきました。そんな環境を利用してオートキャンプ場をワークスペースにしてみませんか?ノイズのない自然環境があなたの集中力と潜在能力をフルに引き出してくれますよ!

小林 孝延

執筆者:小林 孝延

オートキャンプガイド

今回はオートキャンプの新しい楽しみ方についてお話したいと思います。
多くの人は家族や友人との語らいのためにキャンプへ行くのではないしょうか。僕も最初はそうでした。

気のおけない仲間たちとわいわいやるのは本当に楽しい。でも、逆にゆっくりと自分自身と対峙したいとき、深い思索にふけりたいとき、あるいはたくさんのデスクワークをこなさなければならないとき、そんなときこそソロでオートキャンプをしてみてはいかがでしょう? 

今回はそんなオートキャンプ場を利用したノマドワークスタイルをおすすめします。


ノマドワークスタイルとオートキャンプ

ランタンの灯りで野外で仕事をする

虫の声を聞きながら原稿を読む

新しい働き方を指す言葉としてすっかり定着したノマドスワークタイル。おさらいすると従来の働き方がオフィスという場所に縛られていたのに対して、ノートPCやスマホなどを駆使してノマド(遊牧民)のように様々な場所で自由に仕事をするスタイルを実践する人々をノマドワーカーと呼んでいます。どちらかというと会社員に対してのフリーランス的な意味合いで使われることも多いこのノマド。大学生や比較的キャリアの浅いビジネスパーソンにむけてことさら「自由」だけを強調してこうした働き方をすすめることの是非をめぐって一部では熱い論争が繰り広げられたりもしていましたが、ここではそんなことは横に置いておきます。

流行のノマドワーカー御用達のスポットとしてはWi-Fi完備のスターバックスコーヒーなどカフェが定番ですが、じつは最近ではオートキャンプ場でもWi-Fiを設備を完備したところが多数あります。このオートキャンプ場をワークスペースにしてしまいましょう。

とはいえ、まだまだキャンプサイトすべてで使えるというところは少なく、管理棟やロッジの周辺という場合が多いですがそれでもすばらしい進化です。今後はさらにこうした設備の充実は広がって行くでしょう(キャリアによっては使えないキャンプ場もあるので行く前に必ず確認を!)そんな恵まれた環境があるのですから、僕はぜひ激務に忙殺されて週末もない!!となげくサラリーマンのみなさんにこそ、森の中にサテライトオフィスをつくる、オートキャンプノマドワークをおすすめしたいのです。

かくいう僕もなかなかフルに土日を休めるいうことが少なく、かといって週末のキャンプや釣りをあきらめられるほど大人ではないので(笑)、このキャンビングワーカースタイルを苦肉の策として利用したところ、これがすこぶる具合がいい!

森の中に週末だけのサテライトオフィスをひっそりとつくって仕事をしてみると、集中力の高まりに驚くはず!

川のせせらぎや、木の葉が風で揺れる音はまさに環境音楽。自然界のハイレゾリューションサウンドが脳の活性化を促し、無音の状態よりも集中力を高め細胞活動を活発にするということはすでに実証されています。高価なオーディオシステムを買わなくても自分自身が森の中に、川のほとりに行ってしまえばまさにリアルなハイレゾリューションサウンドシステムを手に入れることができるのです。心を解放できる最高の環境で仕事に集中したら、夕方は大好きなフライフィッシングに没頭。そして夜、虫の声を聞きながらふたたび仕事に戻る。わざわざ高級別荘地にセカンドハウスを持たずともオートキャンプ場を利用すればそんな体験が手に入ります。


おすすめの無線LAN設備のあるオートキャンプ場はこちら


1.道志の森キャンプ場(神奈川県)
道志川の支流沿いに広がるキャンプサイトは無駄な区画整備がされていなくてとてもナチュラル。その雰囲気が好きで渓流釣りのシーズンには繰り返し訪れています。管理棟近くで無線LANにてインターネットを無料で利用可能(使用可能期間:4月下旬~11月下旬)。携帯電話はソフトバンクは全エリア通信可能だがauとdocomoはエリアによって異なる

2.西湖キャンプ・ビレッジノーム(山梨県)
モデルでアウトドアスペシャリストの木村東吉さんがプロデュースするキャンプ場。富士五湖のひとつ西湖の北岸に位置してカヌー、フィッシング、トレイルランニング等アクティブに動きたい人にもってこいの環境。海外から訪れるキャンパーも多い。場内のカフェで無線LANが使用可

3.PICA富士吉田(山梨県)
http://yoshida.pica-village.jp/index.html
富士山麓に位置するオシャレなオートキャンプ場。筆者はキャンプ初心者の女性や子どもを連れて行くならここへ!といろんな方におすすめしています。フロントのあるゲストハウスでフレッツのフリースポットが利用可能

4.PICA西湖(山梨県)
富士五湖のうち西湖畔のオートキャンプ場。ショップやレンタルグッズも充実。トレーラータイプのコテージやパオのような常設テントもありビギナーにも優しい。場内は林間にあり夏でも過ごしやすい。富士吉田同様フロントのあるゲストハウスでフレッツのフリースポットが利用可能

5.オートリゾートパーク ビッグランド(山梨県)
ウイスキーで有名な名水の里・山梨県白州町のキャンプ場。クラフト教室やテイスティングセミナーなどキャンプ場や周辺施設でのイベントも多数。場内に無線LANが完備されており無料で使用できる(エリアによっては電波状況が悪い場合もあるので受付で確認)

6.キャンピカ明野ふれあいの里(山梨県)
ひまわり畑で有名な北杜市明野町にあるキャンプ場。標高1000メートルに位置しているため暑い季節も快適に過ごせる。ネイチャークラフトやプラネタリウム、星座観測などイベントも充実。フロントのあるゲストハウスでフレッツのフリースポットが利用可能


7.キャンピカ富士ぐりんぱ(山梨県)
静岡県 東名高速・御殿場ICから30分遊園地ぐりんぱ隣接のキャンプ場。シルバニアファミリー仕様のコテージやティピータイプの宿泊施設もあって子供が大喜びしそう。ファミリーサービスのための休日にやむを得ずノマドワークを…という方にもぴったり!。フロントのあるゲストハウスでフレッツのフリースポットが利用可能

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