資産運用/資産運用をするときの鉄則

資産運用で「好き嫌い」は控えよう

資産運用では「国際分散投資」が基本になります。国際分散投資の考え方は後日、基本から解説させていただきますが、その前に資産運用の心構えを何回かに分けて(不定期ですが)述べて見たいと思います。今回は、資産運用において好き嫌いは控えようと題して解説していきましょう。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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真剣に「お金に働いてもらう」資産運用を考えるべき

私達はなぜ資産運用をするのかと言えば、働いて得る収入から貯蓄などを積み上げて行くと共に、保有している資産に働いてもらい少しでも豊かな生活をしたいと考えるからです。あるいは、マイホームの購入、子どもの教育費などのライフイベントを余裕を持ってクリアしていくためと言ってもいいのかもしれません。

余裕を持ってと言いつつも、かつて、正確には1990年代の半ばくらいまでは、預金金利や国債などの金利が高かったことから、資産に働いてもらうということが希薄だったことは否めません。極端な話、普通預金にあるお金を定期預金に預け替えるだけでよかったからです。

ところが、定期預金金利が0.1%を下回ることが恒常的になっているうえ、2013年半ば以降は物価の上昇が鮮明になってきたことから、真剣にお金に働いてもらう資産運用を考える必要が高まっているのです。資産運用をしなくても対処できたデフレに慣れているかもしれませんが、1日も早くデフレからインフレへと発想の転換をしなければならいのです。

資産運用の基本は「国際分散投資」になりますが、その際資産クラスに好き嫌いを設けることなく、基本通りに分散を行っていくことが大切になります。

好き嫌いを設けない「国際分散投資」とは?>>
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