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京美人が通うパワースポット!八坂神社・美御前社とは

京美人がこっそり通う美のパワースポットが京都・八坂神社の中にあるのをご存知ですか? その名も「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」。今よりもっと美人になりたい人必見です!

葉石 かおり

執筆者:葉石 かおり

京都ガイド

美のパワースポット・美御前社で美を磨こう

八坂神社

知る人ぞ知る美人のパワースポットがここに!

かつて都があった時代から、至るところに風水が張り巡らされた京都は、市内のあちこちにパワースポットが存在します。よく知られたところでは映画「陰陽師」でも知られる晴明神社、お酒の神様の松尾大社、世界遺産にも登録されている下鴨神社などが挙げられます。

こうした有名どころとは別に、隠れた小さなパワースポットも点在しており、中でも最近最も注目されているのが美のパワースポット「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」です。この名前を聞いてご存知の方はかなりの京都通。地元の人にもあまり知られていない美御前社は、舞妓さんや芸妓さんはじめ、理美容関係者の崇敬を集める神社で、ここにお参りすると「美人になれる」と信じられています。

いずこにあるのかと思いきや何と、かの有名な八坂神社の境内にあると言うではありませんか。そう、美御前社は八坂神社の末社なのです。ということで早速、八坂神社を訪れてみました。


美御前社へのお参りは「祇園の御神水」で清めてから

本殿

まずはこちらの本殿にお参りを。

西楼門をくぐり、まずは手水舎で手と口を清めた後、本殿にお参りします。舞殿を右に見ながら奥へ進んで行くと、「祗園の御神水」と書かれた古めかしい水場が。
御神水

祇園の御神水でお清めを。

平安の昔から「八坂神社本殿の下には、竜穴と呼ぶ底無し井戸がある」という伝説があり、この水も同じ水脈から来ているのではないかと信じられているのだそう。
水

あふれ続ける清き水。

別名「力水」と呼ばれ、この水を飲むと大地のパワーが得られるとされていますが、注意書きには「飲用ではありません」の文字。ペットボトルで水を汲む方も多くいらっしゃいましたが、口をすすぐ程度にし、目的の美御前社を目指します。さらに奥へ進むと、想像していたものよりも遥かにコンパクトなお社が目に入りました。

美に関する願い事はいつもより念入りに

お社。

美御前社は意外と小さなお社。

ちょうど修繕されたばかりの真新しいお社は、美の神様にふさわしく、手入れが行き届いたお姿。ご祭神は美を象徴する神とされる市杵島比売神(いちきしまひめ)、多岐理比売神(たぎりひめ)、多岐津比売神(たぎつひめ)の三女神。
お参り

さあ、あなたは何を願う?

海上安全、交通安全のほか、財福、芸能、美貌の神としての信仰があることで知られています。ここでは少しお賽銭を奮発してお参り。どんな願い事をしたのかはナイショです(笑)。
水2

これぞ「美人の水」!

お社の前にあるのが美容水。「身も心も美しく」と書かれた石碑が印象的ですね。美容水はお肌の健康を守ってくれるだけでなく、心も美しくしてくれるということで知られ、お参りに訪れている女性たちは、皆こぞってお肌につけていました。多分に漏れることなく私もトライ。肌を通して、水のやわらかさを感じました。ああ、これで私も美人になれる……かも?
絵馬

絵馬の願い事も美に関するものばかり。

帰り際、奉納された絵馬をいくつか見ると、他の神社ではまず見られない願い事がいっぱい! 「美人になれますよう」はもはや当たり前で、「ずっと若さを保てますように」、「美肌になれますように」といった美に関する願い事ばかり。さすがは美の神様ですね。
旗

化粧筆、化粧品関係などの方もお参りするのだそう。

お参りして美人になったかどうかはさておき、「見た目だけでなく、心も伴っていないと本当の美人とは言えない」ということを美容水の後に置かれた石碑を見て改めて実感しました。

こうした「気付き」を得ることこそが、本物美人への一歩なのかもしれませんね。定期的にお参りすることで、飽くなき美への探究心がさらに磨かれること間違いなしです。

美御前社
京都市東山区祗園街北側625 八坂神社内

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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