お金とつきあう3種の神器
私たちがお金とつきあっていくうえで欠かせないパートナーを考えてみると、「稼いだお金が入り、日常の出費のパートナー」「借りるときのパートナー」「増やすときのパートナー」があげられます。もう少し具体的に考えれば、「銀行口座」「クレジットカード」「証券口座」といえます。なぜ、この３つがお金とつきあううえで欠かせないのでしょうか。また、「証券口座」という見慣れないものが３つめにあげられているのはどうしてでしょうか？
マネーハックの発想で理由を説明してみます。もし、「２つはもっているけど、３つは持っていなかった」という人は、欠けたピース（たぶん、証券口座だと思います）をそろえてみてはどうでしょうか。
1つめ「銀行口座」は計画的に
銀行口座は誰でも気軽に使っている金融機関です。キャッシュカードを使って手軽にお金の出し入れができます。しかし、長い人生を考えたとき「メインバンク」を持つことはとても大事です。銀行口座は、給与振込口座として「稼いだお金がまず入る場所」です。この口座をしっかりコントロールしないと、稼いだお金はズルズル出ていくことになります。
「稼いだお金をどこにどう配分するか」、サッカーでいえば司令塔的役割も果たします。もし証券口座を持って運用をするとしても、銀行口座からまず証券口座にお金を移さなければなりません。公共料金や家賃などを自動引き落としにすることが多いですが、これも銀行口座が司令塔になります。クレジットカードの決済も、やはり銀行口座という人がほとんどでしょう。
メインバンクについてはしっかりつきあう意識が必要です。メインバンクとは預貯金だけでなく、住宅ローンなどでつきあうこともあります。優良顧客と信用してもらえれば有利な金利になることもあります。
また、必要な要件を満たしたりサービスプログラムの手続きをしておくと、時間外手数料やコンビニATM手数料が無料になったりします。本当はサービスが受けられるのに手数料を払うようなことはないよう注意が必要です。
できれば、銀行口座には「サブバンク」も持ちたいところです。メインバンクが司令塔なら、サブバンクはボランチのようなイメージです。陰の司令塔のようなもので、「お金が入るが、基本的には出て行かない」サブバンクを持てると銀行口座のお金はスッキリ整理できるようになります。
2つめの神器「クレジットカード」は育てることがポイント！
