株・株式投資/信用取引の始め方・勝ち方

「恐怖」相場で儲けるには?信用取引の始め方勝ち方

信用取引の始め方と勝ち方を解説します。相場の福の神である藤本流の「半歩先読み」を使って「50万円」の投資金額で、毎月「5万円」の収益をえる方法を解説していきます。

藤本 誠之

執筆者:藤本 誠之

株式ガイド

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なぜ、信用取引が必要なの?キャピタルゲインとは?

株式投資には、2つの魅力があります。

1つは、インカムゲインです。買って保有し続けているだけで貰える配当や株主優待です。もう1つは、キャピタルゲインです。買った株式が買値より上昇して売却する場合の差益、売却益のことです。

この「信用取引の始め方・勝ち方」では、キャピタルゲイン(売却益)に注目した株式投資について解説いたします。

藤本流「半歩先読み術」と信用取引を使えば、あなたも勝てる投資家に成れるはずです。

上昇・下落・横ばいで儲かるのはどれか?

株式の値動きは3つしかありません。

「上昇」
「下落」
「横ばい」


この3つだけです。株式投資においては、この中で「横ばい」だけが儲かりません。(インカムゲインを除く)「横ばい」で儲けるには、デリバティブという派生商品であるオプションを売買する必要があるのです。

普通の投資家(現物取引)においては、「上昇」だけが儲かります。安く買って、高く売れば差益が儲かるのです。

しかし、株価の値動きの結果であるチャートを良く見ていると、あることがわかります。
日経平均undefined日足チャート

日経平均 日足チャート


こちらは、2013年9月~2014年3月の日経平均株価の日足チャートです。上昇、下落を繰り返していますが、ザックリと言って、上昇は短く、下げは長いことが判ります。いろんな銘柄のチャートを確認していただいても、同じような傾向があるはずです。

なぜなら上昇相場の燃料は、「欲」だからです。「儲けたい」「今買わないと、明日はもっと上がる」などの欲によって、株価は上昇するのです。

逆に下落相場の燃料は、「恐怖」です。「今売らないと、明日はもっと下がる」「損をしたくない」「利益が減ってしまう」などの「恐怖」によって株価は下落します。「欲」によって、株式を買った瞬間に、株式を保有していることが「恐怖」に変わるのです。また、儲けたいという「欲」より、損したくないという「恐怖」が勝つ場合が多いです。だから、歴史的な「暴落」はいくつもあります。「世界大恐慌」「ブラックマンデー」「リーマン・ショック」などです。しかし、歴史的な「暴騰」はないのです。

但しバブルはあります。古くは「チューリップバブル」から、日本の「バブル相場」「ITバブル」など、しかしこのバブルのあとには、必ず暴落があるのです。

相場格言で「三日天井、底百日」という言葉もあるように、上昇局面より、横ばい・下落局面のほうが長いのです。ということは、普通の投資家(現物取引)では、株式投資においては、儲かる期間が短いということになります。「買って儲かる・現物買い」では、儲かるタイミングが少なく、勝率も悪いとことになります。

売って儲ける

下落局面でも、儲けることが出来るのが、「信用取引」です。「安く買って、高く売る」で儲かるのが現物取引です。信用取引は、「買う」ことも出来ますが、「売る」ことが出来るのが最大の利点です。株式を借りて信用取引で、その株式を売却するのです。コレを「空売り」と言います。

だから、「高値で売って、安値で買い戻す」ことが可能になるのです。
信用取引を活用すると、株式の「上昇」「下落」ともに、儲けるチャンスがあるのです。

口座開設はネットで!

詳しくは次回以降に書きますが、信用口座を開くのはそんなに難しいことではありません。現物取引と違って、資金や、株式を証券会社が顧客に貸し付けますので、証券会社として、貸せる相手かどうかの審査があります。ネット証券であれば、ネット上の手続きのみで、口座開設も可能です。株式投資の初心者だから、まずは「現物取引」からではなく、まずは「信用取引」からスタートするのも一考なのです。

半歩先読み術

勝てる投資家になるには、半歩先読みが重要です。

例えば、2014年3月12日の日本経済新聞のトップ記事は、「ヤマト運輸の一斉値上げ」でした。ヤマト運輸の運賃の平均単価はずっと下がり続けてきましたが、円安や様々なコストアップから値上げとなったようです。大口顧客のアマゾン・ジャパンが値上げを受け入れ姿勢を示しているとのことなので、ほぼ取引先全企業の値上げになりそうです。コレによって、ヤマトホールディングスは大幅な収益改善が期待できるので、非常に大きな好材料です。

やはり、そのように考えた投資家が多かったので大量の買い注文が入り、前日比93円高と大幅高で寄り付き、直後、更に上値があったものの反落、一時前日比マイナス圏まで突っ込み、結局変わらずで引けました。
マトホールディングスundefined15分足チャート

ヤマトホールディングス 15分足チャート


藤本流の半歩先読みを行っていれば、このことは容易に先読みできたはずです。

この場合、現物取引では、寄り付きで買って、直後に売るワンチャンスしかなかったのですが、信用取引で「空売り」を使えば、簡単に儲けることが出来ました。このように、「半歩先読み」と信用取引を組み合わせれば、勝てる投資家になれるはずです。

次回以後は、より詳細に解説してまいります。 

今回のまとめ

・株式の値動きは上昇・下落・横ばいの3つ
・現物取引は「上昇」のみチャンス、信用取引は「上昇」「下落」がチャンスなので、チャンスが2倍に!
・株式投資で勝ち組になるには「半歩先読み」が重要

*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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